音楽に哲学を

~国境を超えた音楽哲学がそこに~

【歌詞考察】なとり/IN_MY_HEAD(インマイヘッド) この曲の意味とは?ボカロ感やロックらしさで脳汁が出るこの音楽を哲学的に徹底解説!

諸君、ごきげんよう

 

我は音楽を哲学的に考え思考する

メロディウスである。

 

今回は

なとり
IN_MY_HEAD



 

なとり「IN_MY_HEAD」MV

www.youtube.com


IN_MY_HEADの歌詞

In my head! In my head!
大概?すべては勘違いだった
もう帰らせて hi-speedで
嘘臭いソレは本当になった俺があの時 
逃げたせいで外見ばかり気にしているあまり
口から出まかせばっかの anarchy
かったりい話一旦終わり
爆破寸前ほら in my head!
「いけない」のしたい!
どういう了見で?
「似てない?」
「似てない一緒にしないで!」
「危ない」の期待!
もう ご勘弁で人目も憚らず踊れベイビー!
In my head! In my head! 
好きに踊って
In my mind! In my mind! 
好きに狂って
Weekend 愛?
しがない僕の両手で
踊れ踊れ踊れ踊れ踊ればいい!
In my head! In my head!
大胆不敵なあいつを疑った
あぁうざったくて もうしょうがねえ
青臭い俺はもう大人になった (?)
「気のせい!」
0コンマ1秒も無駄にはできないな
頭の中 えぐい渋滞〜
かったりい話もう全部終わり
爆破寸前 my head!
「いけない」のしたい!
どういう了見で?
「似てない?」
「似てない一緒にしないで!」「危ない」の期待!
もう ご勘弁で
人目も憚らず踊れ踊れ踊れ ベイビー!
In my head! In my head! 
好きに踊って
In my mind! In my mind! 
好きに狂って
Weekend 愛?
しがない僕の両手で
踊れ踊れ踊れ踊れ踊ればいいぜ!
本日はご足労いただき
誠にありがとうございます
最後まで楽しんでいきましょう
Un deux
嵌まっちまったのさ
ハイスペックな愛の罠に!
「似てない?」
「似てない一緒にしないで!」「危ない」の期待!もうご勘弁で
人目も憚らず踊れ踊れ踊れ ベイビー!
In my head! In my head! 
好きに踊って
In my mind! In my mind! 
好きに狂って
Weekend 愛?
しがない僕の両手で
踊れ踊れ踊れ踊れ踊ればいいぜ!
1/2/3 でぶっ飛んだ無礼講
3/2/1 でslap on the bass
1/2/3 でぶっ飛んだ無礼講
3/2/1 でslap on the bass
1/2/3 でぶっ飛んだ無礼講
3/2/1 でslap on the bass
1/2/3 でぶっ飛んだ無礼講
3/2/1 でslap on the bass


 

序論

少年
「この歌詞を読んで、

何か感じるものはあるかい?

 

『In my head!』って叫ぶたびに、

何か自分の中の混乱が

反映されているようでさ。」

 

メロディウス
「確かに。

この歌詞はまさに

現代の人間の内的葛藤、

社会の期待、自己像との乖離が

表現されているようだね。

 

若者が抱える精神的なジレンマや、

自由を求めながらも束縛される

感覚が伝わってくる。」


 

第1章 内面の混乱と外界の影響

少年
「最初に出てくる

『大概?すべては勘違いだった』って部分、

何かを悟ったような感じがするよね。

 

でも同時に、逃げたせいで

外見ばかり気にしてるって自己批判もある。

 

これってどういう意味だろう?」

 

メロディウス
「ここには、他者からの評価や

社会的な目を気にするがゆえに、

自分を見失うというテーマが隠れているね。

 

『嘘臭いソレは本当になった』

という部分も興味深い。

 

何かを偽るうちに、

それが自分の一部になってしまう矛盾だ。

 

この歌詞全体に漂うのは、

現代社会が若者に課す重圧の暗喩とも取れる。」

 

少年
「そうか。

だから『口から出まかせばっかの anarchy』

っていう言葉も出てくるんだ。

 

無秩序な言葉で

何とか自分を守ろうとしているのかもね。」

 

メロディウス
「あるいは、言葉が

もはや本当の自分を

表現できなくなったとも考えられる。

 

それは、社会的規範やルールに

縛られた現代人の窮屈さを表現しているのだろう。」


 

第2章 踊りと狂気の象徴性

少年
「次に『In my head! In my head!

好きに踊って』という

フレーズが繰り返されるけど、

これってただの解放感の表現じゃないよね?」

 

メロディウス
「確かにそうだ。

踊りはここで単なる身体的な動きではなく、

自己解放や本能の象徴だろう。

 

『好きに狂って』という表現も同様に、

社会的な枠組みを超えて

自由になることへの願望を感じる。

 

だが、その自由には危険も伴う。」

 

少年
「危険って何のことだろう?

『危ない』の期待、っていうのも気になるな。」

 

メロディウス
「それは自己解放と破滅の境界線だろうね。

 

人目を憚らず踊ることで得られる快楽と、

それがもたらす孤独や自己崩壊の危険性。

 

その両面が混在しているんだ。

自由は甘美だけれど、

同時に恐ろしいものでもある。」


 

第3章 自己と時間のジレンマ

少年
「歌詞の後半で

『0コンマ1秒も無駄にはできないな』

っていうところ、

時間に追われている感覚があるよね。」

 

メロディウス
「その通りだ。

これは現代人特有の時間感覚を象徴している。

 

効率化やスピードを求める社会の中で、

人間がいかにして『今』を

生きられなくなっているか。

 

『頭の中 えぐい渋滞』という

表現が示すように、

考えすぎるあまり自己が迷宮に囚われている。」

 

少年
「でも、それでも踊れ、

って繰り返されるよね。

 

踊ることがその渋滞から

抜け出す鍵なのかな?」

 

メロディウス
「踊りはここで、

生きるという行為そのものを

象徴しているのかもしれない。

 

深く考えすぎず、

ただ感覚に従い、

生を謳歌すること。

 

それがこの混沌とした世界を

生き抜く術だと歌詞は訴えているのだろう。」


 

結論

少年
「じゃあ、この歌詞は結局、

何を伝えたかったんだろう?

 

自由とか、解放とか、

色々なテーマがあったけど。」

 

メロディウス
「この歌詞が伝えているのは、

自己の混乱と社会の矛盾の中でも、

踊ること、つまり生きることを

選べというメッセージだろう。

 

外見や他者の目を気にしすぎる

現代人が抱える苦悩の中で、

本能的な解放を通じて真の自分を見つける。

 

それは一見危険で不安定に思えるが、

実はそれこそが本物の『生』なのだ。」

 

少年
「なるほどね。

頭の中が渋滞しても、

そこから逃げるんじゃなくて、

踊り続けるんだ。

 

今度、この歌を聴くとき、

もっと深く感じられそうだよ。」

 

メロディウス
「その通りだよ、少年。

歌詞に込められた哲学を

見つけるのは楽しいものだ。

 

だが、最も重要なのは、

それをどう自分の人生に取り入れるかだ。

 

踊りなさい、自分のリズムで。」