諸君、ごきげんよう。
我は音楽を哲学的に考え思考する
メロディウスである。
今回は
ROSÉ
two years
について哲学的に考察していく。
ROSÉ「two years」MV
two yearsの歌詞
How’d it all fall apart?
どうしてすべてが壊れてしまったの?
You were right here before, in my arms
君はかつて、ここにいたのに、僕の腕の中に。
Now you’re invisible
今はもう見えない存在になってしまった。
But the heartbreak’s physical
でも、この心の痛みは確かに現実だ。
Got a place, moved away
新しい場所を見つけて、引っ越したけど、
Somewhere with a different code, different state
違うエリアコード、違う州のどこかへ。
Still feels miserable
それでも、惨めな気分は変わらない。
God, it’s so chemical
ああ、本当にどうしようもないんだ。
All that I know
僕が知っているのは、
Is I can’t let you go
君を手放せないということだけ。
It’s been two years and you’re still not gone
2年経ったのに、君はまだ僕の中にいる。
Doesn’t make sense that I can’t move on
前に進めないなんて、全く理屈に合わない。
Yeah, I try, I try, I try, I try
何度も、何度も、頑張ったのに、
But this love never dies
でも、この愛は消えない。
Two years since you’ve been in my bed
君が僕のベッドにいたのは2年前のこと。
Even had a funeral for you in my head
頭の中で君のための葬式さえしたのに、
Yeah, I try, I try, I try, I try
何度も、何度も、努力したけれど、
But this love never dies
それでも、この愛は消えない。
Another night, another vice
また別の夜、また別の逃避。
Even try with someone new, someone nice
新しい誰か、いい人とだって試してみたけれど、
I’ll always hate the fact that you
君が残した事実を、いつまでも憎んでしまう。
Ruined everybody after you
君のせいで、その後の誰もが台無しになった。
I’m always coming back to you
結局、いつも君に戻ってしまう。
It’s been two years and you’re still not gone
2年経ったのに、君はまだ僕の中にいる。
Doesn’t make sense that I can’t move on
前に進めないなんて、全く理屈に合わない。
Yeah, I try, I try, I try, I try
何度も、何度も、頑張ったのに、
But this love never dies
でも、この愛は消えない。
Two years since you’ve been in my bed
君が僕のベッドにいたのは2年前のこと。
Even had a funeral for you in my head
頭の中で君のための葬式さえしたのに、
Yeah, I try, I try, I try, I try
何度も、何度も、努力したけれど、
But this love never dies
それでも、この愛は消えない。
Ooh-ooh, ooh-ooh, ooh-ooh
ウー、ウー、ウー
And I’m never gonna let you go, go
君を手放すことなんて、絶対にない。
Ooh-ooh, ooh-ooh, ooh-ooh
ウー、ウー、ウー
Maybe I’m just sick
もしかしたら僕が壊れてるだけかもしれない。
And this is how it’s gonna be
そして、これが僕の運命なのかもしれない。
Maybe this is all I know
これが僕に分かるすべてのことなのかも。
And I know it’s not you, it’s me
分かってる、君のせいじゃない、僕の問題なんだ。
‘Cause it’s been two years and you’re still not gone
だって、2年経ったのに君はまだ僕の中にいる。
Doesn’t make sense that I can’t move on
前に進めないなんて、全く理屈に合わない。
Yeah, I try, I try, I try, I try
何度も、何度も、頑張ったのに、
But this love never dies
でも、この愛は消えない。
It’s been two years since you’ve been in my bed (My bed)
君が僕のベッドにいたのは2年前のこと(僕のベッドに)。
Even had a funeral for you in my head
頭の中で君のための葬式さえしたのに、
Yeah, I try, I try, I try, I try
何度も、何度も、努力したけれど、
But this love never dies
それでも、この愛は消えない。
序論
少年はROSÉの歌詞
「Two Years」を手にし、
失われた愛とそれがもたらす
矛盾した感情について考え始めた。
彼の隣に座るメロディウスは、
静かにその問いを受け止め、
哲学的な視点で答える準備をしている。
第1章 失われた愛の本質
少年:
「この歌詞の中で感じるのは、
愛が過去に失われたにもかかわらず、
その影響が現在にも続いていることだ。
愛というのは、
消え去るべきものではないのだろうか?」
メロディウス:
「少年、愛とは本質的に
永続的なものである。
しかし、
それは物理的な存在としてではなく、
心や記憶の中に刻まれるものだ。
歌詞の『2年経ったのに
君はまだ僕の中にいる』という言葉は、
この永続性を象徴している。
愛が一度真に存在すれば、
その痕跡は消えることなく
人の本質に刻まれるのだ。」
少年:
「では、どうして人は
新たな始まりを求めながらも、
過去の愛に縛られるのだろう?
『新しい誰かと試してみたけど』
という部分には、
再出発への意志が感じられる。
それでも『君に戻ってしまう』のはなぜ?」
メロディウス:
「少年、それは愛が単なる感情ではなく、
人間存在そのものを定義する何かだからだ。
歌詞にある『化学的』という言葉は重要だ。
愛は脳内の化学反応であり、
その影響は肉体的な記憶としても残る。
君が過去を捨てられないのは、
単に心の問題ではなく、
肉体の問題でもあるのだ。」
第2章 時間と癒しのパラドックス
少年:
「歌詞には
『頭の中で君のための葬式をした』
という表現があるけれど、
なぜそれでも愛は消えないのだろう?
時間は癒しをもたらすと言うけれど、
この場合はどうだろう?」
メロディウス:
「時間が癒しをもたらすというのは、
過去の出来事が徐々に
意味を変えるということだ。
しかし、この歌詞における
『葬式』は真の癒しではなく、
単なる象徴的な行為に過ぎない。
愛は、意味が変容してもなお
その本質を保持する場合がある。
歌詞で語られる2年間という時間は、
愛が消えるには短すぎるのかもしれない。」
少年:
「でも、それならどれほどの
時間が必要なのだろう?
永遠に忘れられない
愛もあるのだろうか?」
メロディウス:
「永遠という概念は、
人間の感覚では測りがたい。
愛が完全に
忘れ去られることがあるとすれば、
それは愛が浅かったか、
そもそも真実ではなかった場合だろう。
歌詞の主人公が
『この愛は消えない』と繰り返すのは、
愛がその人の存在の深部に
まで刻まれているからだ。」
第3章 自己の葛藤と愛の永続性
少年:
「でも、
『これは君のせいじゃない、僕の問題だ』
という言葉に注目すると、
愛の問題は外部的なものではなく、
内面的な葛藤だと言えるのではないか?」
メロディウス:
「その通りだ、少年。
愛の中で感じる痛みや喜びは、
必ずしも相手そのものによるものではなく、
自己がその愛をどう解釈するかにかかっている。
歌詞にある
『君がその後の誰も台無しにした』
という表現は、
実際には愛が持つ力を示している。
愛は人を変える力を持つが、
それは必ずしも破壊的である必要はない。」
少年:
「それなら、この愛を破壊的でなく、
再構築的なものに
変える方法はあるのだろうか?」
メロディウス:
「愛を再構築するには、
自分自身を再発見し、
その愛が持つ本質を理解することが必要だ。
愛は他者を通じて学ぶ自己の一部だ。
君がその愛を再解釈することで、
それは新たな意味を持つことができる。」
結論
少年:
「つまり、愛は単なる感情ではなく、
自己を形成する一部であり、
それを忘れることが解決ではないということだね。」
メロディウス:
「その通りだ、少年。
ROSÉの『Two Years』が語るのは、
愛の永続性と、それがもたらす痛み、
そしてその痛みが自己の成長にどう寄与するかだ。
愛は消えるものではなく、
それをどう受け入れ、
どのように自己を再構築するかが重要なのだよ。」