諸君、ごきげんよう。
我は音楽を哲学的に考え思考する
メロディウスである。
今回は
triples
アンタイトル
について哲学的に考察していく。
triples「アンタイトル」MV
アンタイトルの歌詞
Begins From Now Our Story
タイトルはまだ
It's To Be Decided
Begins From Now Our Story
タイトルはまだ
It's To Be Decided
息を切らし飛び出す
Unknown World
解けた Shoelace 結び
(強く刻むように)
震える鼓動もリズムにして
1.2.3 Let's Dance
見つめた方角は決して変えない
1.2.3 Deep Breath
いつも1人だっただけど
今はもう形のない不安
襲われようと Step Out
Begins From Now Our Story
タイトルはまだ
It's To Be Decided
Begins From Now Our Story
タイトルはまだ
It's To Be Decided
LaLaLaLaLa LaLaLaLaLa
ここからそう描いて行く
LaLaLaLaLa LaLaLaLaLa
Begins From Now Our Story
自分の意味知らなくて
(探し続けてた AII Night Long)
空っぽの Heart 浮かんで
(Fabt Scary Feelings)
君が必要としてくれたから
1.2.3 I'll Go
儚くい Fame そっと掴んで
1.2.3 Don't Leave
進んで行く度に
何か失いそうで
認める勇気持って抱きしめて
About Myself
Begins From Now Our Story
タイトルはまだ
It's To Be Decided
Begins From Now Our Story
タイトルはまだ
It's To Be Decided
LaLaLaLaLa LaLaLaLaLa
ここからそう描いて行く
LaLaLaLaLa LaLaLaLaLa
It's To Be Decided
Begins From Now Our Story
タイトルはまだ
It's To Be Decided
LaLaLaLaLa LaLaLaLaLa
ここからそう描いて行く
LaLaLaLaLa LaLaLaLaLa
Begins From Now Our Story
プロローグは終わり
次のページへと
今ここにいる理由
What Is Your Name?
Begins From Now Our Story
タイトルはまだ
It's To Be Decided
Begins From Now Our Story
タイトルはまだ
It's To Be Decided
LaLaLaLaLa LaLaLaLaLa
ここからそう描いて行く
LaLaLaLaLa LaLaLaLaLa
Begins From Now Our Story
序論
少年:
メロディウス、
僕はこの歌詞を読んでいると、
まだ何も決まっていないけれど、
今ここから物語が始まるという
テーマに引き込まれるんだ。
タイトルが未定だというのも、
何かを探し続ける
僕たちの姿そのものみたいだと思わない?
メロディウス:
確かに、「タイトルはまだ」という
言葉には可能性の無限性を感じるね。
何かを始めるというのは、
同時にその形がまだ曖昧で、
未定義であることを受け入れることだ。
少年よ、我々は「未定」という状態に
どう向き合うべきなのか、
それを問いとして掲げてみよう。
第1章 未定の物語としての人生
少年:
僕たちはみんな、
自分の名前や物語を持っている。
でも、この歌詞では
「タイトルはまだ」と言っていて、
自分の意味をまだ知らないと言っている。
人生が完成された物語じゃなくて、
今まさに描かれつつ
あるものだとしたら、
僕たちはどうそれに意味を与えればいいんだろう?
メロディウス:
君の言う通りだ。
「タイトルが未定」とは、
結末を誰も知らないということだ。
そしてそれは、
人間が未来を予測できない
存在であるという本質を示している。
だが、少年よ、
タイトルの未定は絶望ではない。
むしろ、そこに自由と創造の余地がある。
私たちは物語を紡ぐ主体であり、
意味は行動の中に作られていくのだ。
少年:
でも、僕はその「自由」が少し怖いんだ。
進むたびに何かを
失うかもしれないとも書いてあるし…。
メロディウス:
恐れは当然だ。
未知の世界へ飛び出すことは、
リスクを伴うものだ。
しかし歌詞の中で語られる
「解けた靴ひもを結ぶ」
という行為を見てごらん。
これは慎重さと準備の象徴だ。
自分の選択に責任を持ちつつ、
不確実性の中を進む勇気、
それこそが重要だ。
震える鼓動をリズムに変えるように、
不安さえも自己成長の一部にできる。
第2章 自己認識と他者の役割
少年:
次の部分で
「君が必要としてくれたから」とあるね。
このフレーズが特に気になった。
他者が自分を必要としてくれることで、
自分の存在意義が見えてくるのかな?
メロディウス:
興味深い視点だ。
「自分の意味を知らなくて」
と述べた後に、
「君」という他者の存在が登場する。
この流れから分かるのは、
人間は完全に孤立した存在ではなく、
他者との関係性の中で
自己を見出すということだろう。
少年:
じゃあ、他者に認められないと、
自分の価値を見つけられないの?
それって少し悲しくない?
メロディウス:
必ずしもそうではないよ、少年よ。
他者とのつながりは、
自己認識を深める一つの手段だが、
歌詞にある「認める勇気」という言葉も重要だ。
それはまず、自分自身を
受け入れることだ。
内的な不安や欠落感を抱きしめ、
あるがままの自分を肯定することで、
他者との真のつながりが生まれる。
自己と他者は、孤立するのではなく、
相補的な関係にあるのだ。
第3章 物語の創造と未来
少年:
「プロローグは終わり、次のページへ」
という部分では、
過去を一つの章として閉じ、
新たな未来を切り開く感じがするね。
だけど、次のページに
何を書けばいいのか分からないときは
どうすればいいの?
メロディウス:
次のページに何を書くべきか、
それは常に不確かだ。
しかし、それが
「プロセスとしての生きること」の本質だ。
歌詞の中で繰り返される
「1.2.3」というカウントダウンは、
迷いや恐れの中でも
一歩踏み出す決意を象徴している。
少年:
そうか。だからタイトルは
まだ未定のままなんだね。
それは誰かに
決めてもらうものじゃなくて、
自分で描いていくものなんだ。
メロディウス:
その通りだ。少年よ、
物語は書かれるものではなく、
書くものだ。
そしてその物語は、
単に目的地に
たどり着くためのものではなく、
歩んだ道そのものが価値を持つ。
何度も歌詞の中で
「ここから描いて行く」という
フレーズが繰り返されるのも、
未来の可能性が現在の選択に
かかっていることを示している。
結論
少年:
結局、この歌詞が伝えたいのは、
物語のタイトルや結末が
決まっていなくても、
僕たちにはそれを創り出す力が
あるということだよね?
メロディウス:
その通りだ。
「タイトルはまだ」という
未完の状態を受け入れることで、
人間は自己の可能性を拡張できる。
そして、そこには
「未知への一歩を踏み出す勇気」と
「他者とのつながり」が欠かせない。
少年よ、この歌詞は
君に問いかけているのだ。
「君の物語はこれからどう紡がれるのか」と。
少年:
まだ決まっていないタイトル…
それって、今の僕そのものだね。
ありがとう、メロディウス。
僕もこの物語を、自分らしく描いていくよ。