音楽に哲学を

~国境を超えた音楽哲学がそこに~

【歌詞考察】yama&Wurts/BURN(バーン) この曲の意味とは?アニメ るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 京都動乱第2クールオープニングの言葉について哲学的に徹底解説!

諸君、ごきげんよう

 

我は音楽を哲学的に考え思考する

メロディウスである。

 

今回は

yama & Wurts
BURN

について哲学的に考察していく。


 

yama & Wurts「BURN」MV

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BURNの歌詞

雨上がりのもう降ってない
行き当たりで張り合った流派で
込み上げるものを持ってたい
早くなる鼓動だってヒートで
本能か?暴走か?
困憊した大所帯
体温は上昇 high
業火したい
そう燃え出して何回も
乱れ切ったこの街のベール
So burn 日を焦がし求める
So burn 奈落の底から燃える
思い出して何回も
生まれ持ったものだけじゃねェ
So burn 己を焦がし求める
So burn 奈落の底から燃える
あの光はそう遠くない
風当たり強くなった窮鼠に取り返すものを持ってたい
早くなる鼓動バックビートで
本能か?暴走か?
困憊した大所帯
体温は上昇high
業火したい
そう燃え出して何回も
乱れ切ったこの街のベール
So burn 口を焦がし求める
So burn 奈落の底から燃える
思い出して何回も
生まれ持ったものだけじゃねェ
So burn 日を焦がし求める
So burn 奈落の底から燃える
燃え出して何回も
決まりきったこの街のせい
So burn 己を焦がし求める
So burn 奈落の底から燃える
思い出して何回も
“いま”を生きて時代は流れ
So burn 口を焦がし求める
So burn 奈落の底から燃える
燃え出して何回も


序論

 

この歌詞、
剣心の生き様にも
重なる気がするんだ。

剣に生きた過去、
そして新しい時代を
生きるために戦う現在。

その中で「燃える」
という感情は、
剣心だけじゃなく、
僕たちの生き方にも
通じる気がする。

でも、この歌詞が
伝えようとしている
「燃え出す」って、
一体何を意味するんだろう?

鋭い観察だね、少年。
この歌詞は確かに
るろうに剣心』の
世界観と響き合っている。

「燃える」とは、
単に情熱や衝動を
指すのではなく、
過去の傷や未来への挑戦を通じて、
自己を乗り越えようとする
力を象徴している。

ここに描かれているのは、
人間がどのように
自己の本質を問い、
変革を遂げるかという
哲学的なテーマだよ。


 

燃え上がる鼓動と「本能」

 

「早くなる鼓動だってヒートで
本能か?暴走か?」って、
僕には人間が
自分の欲望に向き合う場面を
描いているように思える。

剣心もかつて、
剣に飲み込まれて人を
斬るだけの存在だった。

それって「本能」なのかな?
それとも「暴走」?

興味深い問いだね、少年。
本能は自然な生命の営みであり、
暴走はその行き過ぎた姿だ。

この歌詞が問いかけるのは、
衝動的な行為が
どこまで自分の意志に
基づいているのかということだ。

剣心は、かつて斬り合いに
支配されていたが、
その中で自らの道を模索し、
「人を斬らない」という
逆刃刀の誓いを立てた。

それは
「燃え上がる鼓動」を制御し、
自己の本能と理性を
調和させる
試みだったのではないかな。

この歌詞は、
私たちに
「感情や衝動をどう制御し、
どう活かすべきか」を
問いかけているようだ。


 

奈落の底からの再生

 

「奈落の底から燃える」
という表現が印象的だ。

剣心が背負った罪や痛みも、
まるで奈落のように思える。

だけど、
彼はそこから立ち上がり、
また燃え続ける。

それって、
どういう意味なんだろう?

少年、「奈落」とは、
絶望や喪失の象徴だ。

しかし、人間は
しばしばその奈落の中から
新たな光を見つける。

剣心が辿った道のりは、
過去の罪を
消し去ることではなく、
それを受け入れ、
そこから新たな生き方を
見出すことだった。

この歌詞が描く
「奈落の底から燃える」とは、
単に困難を
克服するだけではなく、
その困難を糧として
新たな自分を創造する
プロセスを表している。

まるで火の中から
甦る不死鳥のようにね。


 

「生まれ持ったものだけじゃない」という挑戦

 

「生まれ持ったものだけじゃねェ」
というフレーズも深いよね。

剣心はその剣の技を
「生まれ持った才能」だけで
身につけたわけじゃなくて、
誰かとの出会いや
修行があったからこそ強くなった。

それに、自分の運命を
変える力は、
自分次第ってことかな?

その通りだ、少年。
この歌詞が示唆するのは、
「運命や才能だけが
人を決めるわけではない」
というメッセージだ。

剣心の物語もまた、
過去の生き方を否定し、
未来を切り開く挑戦の連続だった。

「己を焦がし求める」
というフレーズは、
自分の限界を燃やし尽くし、
新たな可能性を模索する
姿を表している。

この歌詞が言う
「燃える」とは、
自己変革への意志
そのものなんだよ。


 

結論 時代を超えて燃え続ける心

 

この歌詞って、
時代が流れても変わらない
「人間の本質」を
描いているんだね。

剣心のように過去に
向き合いながら、
新しい未来を掴み取る。

僕も、そうやって
「燃え続ける」人生を
歩みたいと思ったよ。

そうだね、少年。
この曲が『るろうに剣心』の
主題歌として
選ばれたのも納得がいく。

時代が移り変わる中で
人間がどう生きるべきかを
問いかけるこの歌詞は、
剣心の生き様と
完全に一致している。

私たちもまた、
この「燃え出して何回も」
という言葉を胸に、
自分の生き方を
問い続けなければならない。

この歌詞は剣心の物語を超えて、
私たち一人ひとりに
「いま燃えているか?」と
問うているのかもしれないね。