諸君、ごきげんよう。
我は音楽を哲学的に考え思考する
メロディウスである。
今回は
ROCK ME KISS ME feat. MOTSU
について哲学的に考察していく。
- 芹澤優「ROCK ME KISS ME feat. MOTSU」MV
- ROCK ME KISS ME feat. MOTSUの歌詞
- 序論 ビートと感情の揺らぎ
- 第一章 自由と自己表現: 荒ぶる心の探求
- 第二章 運命と愛のダンス: 身体と魂の交錯
- 第三章 ノイズと調和: 美しさの本質
- 第四章 戦いの中の真実: リアルとフェイク
- 結論: 火のような心を抱いて
芹澤優「ROCK ME KISS ME feat. MOTSU」MV
ROCK ME KISS ME feat. MOTSUの歌詞
ROCK ME KISS ME BABY
時代遅れ
映えないハズのビートが
急に気になりだしてEveryday
かけめぐってるMy head Hey
やりたいことがやりづらくて
溜めてそうなキミに
共有しなきゃRight now
この昂り Baby baby fire
Iwanna kick that out
一緒にいこういっちゃっていいなら
ココロのままに
そうもっと高く飛べるから
Time to check your
ギリギリのダンス
Now, Scream it loud
ROCK ME KISS ME BABY
荒ぶるココロぶつけて
ROCK ME KISS ME BABY
瞳に運命を燃やして
美しいノイズの真ん中で
抱かれ激しく優しく
Step on your funky feet again now
ROCK ME KISS ME BABY
Rock you baby with
the fire burning heart
綱渡り Look at me さぁ今
デスエリア
完璧に無敵だ激しく優しく
Check it out
予定調和で
シラフすぎてやるせない毎日
絶望したりOh no
嘲笑ったりEasy peasy rider
刺激足りない?
欲しがればいい Special party time
思いの丈を
そのままぶつけあえるなら
Time check the special stage,
let's game on
そのパッション
リアルかどうか
チェックしようか
さあバトル動画REC
覚悟しろ大炎上の
ヤヴァい戦争 いま開演Go go go
フェイクならば秒で叩く
Fast attack ラッタッタ
絡まってく両者
Touch me, hold me
もっと近くで吐息感じたい
連れ去ってずっとずっと遠くへ私を
Love is the thing you need
Yeah it's the thing you got to chase
狂おしきその響き ただ求めあい
I can hear your noise
夜の果て二人きりなら
霧の中の蜃気楼から
taà Drive me super crazy
with your dance
Time to check your
ギリギリのダンス
ELet's scream it just super loud
ROCK ME KISS ME BABY
荒ぶるココロぶつけて
ROCK ME KISS ME BABY
瞳に運命を燃やして
美しいノイズの真ん中で
抱かれ激しく優しく
Step on your funky feet again now
ROCK ME KISS ME BABY
Take a count 1.2.3.
研ぎ澄ませ1.2.3. 焼き付ける眼球
K Climax yeah
Rock me now, won't you baby?
序論 ビートと感情の揺らぎ
芹澤優の
『ROCK ME KISS ME feat. MOTSU』は、
時代遅れのビートという、
一見無価値に見えるものが
急に心を揺さぶり始める現象を描いている。
このような現象は、
『力への意志』で述べた
「人間の存在そのものが永遠に変化し続ける」
という思想と共鳴する。
時代遅れのビートが
「映えない」とされながらも、
突然その価値を再認識させられることは、
人間の感覚がどのようにして変化し、
常に新しい可能性を探求し続けるかを象徴している。
第一章 自由と自己表現: 荒ぶる心の探求
「やりたいことが
やりづらくて溜めてそうなキミに」
共有しなければならない感情の昂りは、
実存主義における自由の概念に近い。
「人間は自由の刑に処せられている」
とサルトルが述べたように、
我々は常に選択を迫られ、
その選択の結果として自分自身を創造する。
しかし、その自由は、
同時に「やりづらさ」とも結びついている。
抑圧された心を解放し、
感情を共有することこそが、
真の自己表現の第一歩となる。
第二章 運命と愛のダンス: 身体と魂の交錯
「瞳に運命を燃やして」
というフレーズは、
身体と魂の深い関係性を示唆している。
身体が魂の監獄であるという見解と対照的である。
ここでは、身体的な感覚や踊りが
むしろ運命や愛の表現手段として機能している。
運命とは、私たちが選び取るものであり、
その瞬間瞬間に身体を通して表現されるものである。
「ROCK ME KISS ME BABY」
のコーラスが表すように、
愛とは行動を伴うものであり、
踊りのように相互作用を通じて燃え上がるものだ。
第三章 ノイズと調和: 美しさの本質
「美しいノイズの真ん中で
抱かれ激しく優しく」
という表現は、
秩序と混沌、調和と不調和の間にある
美の本質を探求している。
このテーマは、アリストテレスの
『ニコマコス倫理学』における中庸の概念に関連する。
美とは、過剰でも不足でもなく、
バランスの中にあるものである。
しかし、ここでは「ノイズ」という
要素が導入され、
美しさが混沌の中にあるという
逆説的な見方が示されている。
ノイズとは通常、
秩序を破壊するものとされるが、
それが新しい調和を生み出す可能性を秘めている。
第四章 戦いの中の真実: リアルとフェイク
「フェイクならば秒で叩くFast attack」
という一節は、
現代社会における真実と虚偽の
問題を鋭く突いている。
この問題は、ミシェル・フーコーの
『監獄の誕生』で論じられる権力と真実の関係に通じる。
フーコーによれば、
真実は単なる事実の反映ではなく、
権力によって構築されるものである。
ここでの「戦争」や「大炎上」は、
真実を巡る闘争を象徴しており、
その中で何が「リアル」であるかを
常にチェックされる現代の文化的状況を表現している。
結論: 火のような心を抱いて
『ROCK ME KISS ME』は、
自由、運命、愛、真実という
普遍的なテーマを、
ダンスビートやノイズという
現代的な表現を通じて探求している。
ソクラテスが言ったように、
「知恵は驚きから始まる」。
この楽曲もまた、
音楽という驚きとともに、
私たちの心に新しい問いを投げかける。
最後に「Rock me now, won’t you baby?」
という呼びかけは、
私たちに対して真の自己表現と
情熱を持って生きることを促すメッセージである。
※すべてはメロディウスの趣味内での解釈となっておりますのでご了承ください。