音楽に哲学を

~日本のみならず国境を超えた音楽哲学がそこに~

【考察】INI/WDMA 歌詞のDrumsの意味などを哲学的に徹底解説!

諸君、ごきげんよう

 

我は音楽を哲学的に考え思考する

メロディウスである。

 

今回は

INI
WMDA

について哲学的に考察していく。

INI「WDMA」MV

www.youtube.com

WDMAの歌詞

Where my drums at?

逆さまに見る Places   Ay

上下左右に揺れてる Ay

今捉える Eyes 

変わり続ける 

The world Ay

音の鳴る方へ

Ready to go

俺らの武器は
そう

流れるような Flow

手にするのは 
Drums

打ち鳴らす鼓動 Yeah

今欲しい俺だけの

My new gear

アガる Beat,

ノレるKick,

魅せる High speed

目覚めていく 

Odd-Eye 
Odd-Eye yeah

見違えるように 

No more frame

この両目で

映し出せ New rule Yeah

Where my drums at?

Ay, nah, where they at, 

where they at?

Where my drums at?
 近づく Where they at

Where my drums at?

音の方へ

Where my drums at?

見つけ出せ 

Where they at

共鳴する

このセッション Ay

始まるんだ Show    Ay

一瞬を刻み込めよ 

Turn off mute

想像したら世界 

今 Make it true

スピード上げて

Wake up つもりなら

Back off

皆その胸迫る兆し連れ 

Jump yeah

傷つけるためじゃない武器 

Take it

轟かす 俺らの音を Playing

目覚めていく 

Odd-Eye 

Odd-Eye yeah

見違えるように

No more frame

この両目で映し出せ 

New rule Yeah

Where my drums at?

Ay, nah, where they at, 

where they at?

Where my drums at?

近づく Where they at

Where my drums at?

音の方へ

Where my drums at?

Yeah, get it, get it, get it, 

make it, make it loud

Tell me, tell me where 

they at Tell me where they 

at Let me hit the beat

Na, nanana, nana 

What?

Na, nanana, nana 
Ya

Na, nanana, 

nana Where they 

at where they at yeah

Na, nanana

Bang the drums 

we go on and on and on and on

Where my drums at ?

Where they at, 

where they at?

Where my drums at ?

近づくWhere they at

Where my drums at?

音の方へ

Where my drums at? 

見つけ出せ Where they at

Where my drums at ?

Where they at? 

where they at yeah Nah

Where they at? 

where they at yeah 

Where my drums at ?

Where they at? 

where they at yean

近づく Where they at

Where my drums at?

序論 ビートと哲学の交差点

「WMDA」の歌詞は、

一見すると

単なる音楽への情熱を

語っているように見えるが、

その背後には

深い哲学的問いが潜んでいる。

 

楽器を探し求め、

音の方向に進む姿は、

人間が真理を求めて

 

彷徨う存在であることを象徴している。

ソクラテスが言ったように、

無知の知は人間が絶えず

探求し続けることの

価値を示しているのだ。

 

第1章 流動する世界 「変わり続けるThe world」

1.1 ヘラクレイトス「万物流転」の思想

「今捉えるEyes 

変わり続けるThe world」

という歌詞は、

ヘラクレイトス

「万物流転」の概念を

思い起こさせる。

 

世界は固定されず、

すべてが絶えず流動する。

 

ビートもまた、

瞬間ごとに変化し、

新たな形を作り出す。

 

1.2 存在する限りの変化と音楽の連鎖

音楽とは、同じビートが

 

再生されても、

その瞬間ごとに異なる響きを持つ。

 

カントは

「経験とは知覚の集合である」

と述べたように、

音もまた知覚の連鎖を通じて

我々に新しい意味を与える。

 

第2章 新たな規範の創造 「映し出せ New rule」

2.1 ニーチェ「神は死んだ」からの自己創造

「New rule」というフレーズは、

ニーチェが提唱した

「自己超克」の精神に通じる。

 

旧来の規範に縛られない者は、

新しい世界を音によって描き出すのだ。

 

2.2 新しい規範を奏でる者たち

音楽における

「新しいルール」は、

自由な創造と即興の中に

見出される。

 

これは、芸術家としての

自己の確立でもあり、

他者との共鳴による

新たな秩序の発見でもある。

 

第3章 鼓動を刻む武器 「俺らの武器はFlow」

3.1 アリストテレスの「運動の美学」

アリストテレス

「運動とはポテンシャルが

現実化するプロセスである」

と述べた。

 

Flowはまさに

その運動であり、

リズムを武器に、

ポテンシャルを形に

していく行為である。

 

3.2 創造と破壊としての音

音は秩序を生み出すと同時に、

既存の枠組みを壊す力を持つ。

 

デリダ脱構築の思想を

借りるならば、

音楽は常に既存の規範を問い直し、

再構築する試みである。

 

第4章 目覚めるOdd-Eye 「No more frame」

4.1 メルロ=ポンティの「現象学的なまなざし」

「目覚めていくOdd-Eye」とは、

新たな感覚の獲得を意味する。

 

メルロ=ポンティ

述べたように、

知覚は世界との

相互作用の中で目覚めていく。

 

4.2 世界を見つめ直す新しい視点

従来のフレームを壊し、

未知のものを受け入れる姿勢は、

芸術家の本質である。

 

音楽を通じて、

世界を新しい視点で

見直すことが求められるのだ。

 

第5章    共鳴と自由 「轟かす俺らの音をPlaying」

5.1 サルトルの「自由の本質」

サルトル

「人間は自由を

定められた存在である」と述べた。

 

音楽とは、

この自由の表現であり、

自己の内なる声を

他者に響かせる行為である。

 

5.2 表現することで世界を変革する

「共鳴するこのセッション」は、

個人の自由が他者と

共鳴する瞬間を象徴する。

 

音楽は、表現を通じて

社会の枠組みを変える可能性を秘めている。

 

結論 ビートを求め続けて 「Where my drums at?」

ビートを探し求める行為は、

哲学における

「探求の旅」に通じる。

 

フッサールが述べたように、

「真理は探求されるものとして存在する」

 

我々が鼓動を刻むための

「drums」を求める限り、

音楽もまた新たな

意味を生み続けるだろう。

 

問い続けることが、存在の証である。

 

「Where my drums at?」

この問いの中にこそ、

我々の存在意義と

自由への渇望が込められているのだ。

 

※すべてはメロディウスの趣味内での解釈となっておりますのでご了承ください。