音楽に哲学を

~国境を超えた音楽哲学がそこに~

【歌詞考察】sumika(スミカ) /Dang Ding Dong この曲の意味とは?曲名の独特なリズムや言葉は一体何を表しているのか哲学的に徹底解説!

諸君、ごきげんよう

 

我は音楽を哲学的に考え思考する

メロディウスである。

 

今回は

sumika
Dang Ding Dong

について哲学的に考察していく。



 

sumika「Dang Ding Dong」MV

※更新され次第アップします


Dang Ding Dongの歌詞

「個性がちょっとない」
「軸ブレてない?」
言われたくないのフルコースだ
ときめきなんてない
暇もあんまない時代に見つけた宝なのに
消えない消せない
残像恋して
吸えない吐けない
不調和ムードも
不敵なモードで足鳴らして飛ばして
駆け抜けて
Dang Ding Dong
唱えよう叶えよう
ハレもケもゆこう
まじないの魔法のワード
Dang Ding Dong
伝えよう伝わるよう
好きだらけでいよう
新しい朝のハロー
Dang Ding Dong
孤独な希望でも歩もうか
Walk AroundWalk AroundGood
あれ欲しいじゃないこれ欲しいじゃない
無くしたくないが本音だな
「ビジョンが薄味」
エビデンスない」
横文字圧力も知っちゃいない
解けない溶けない
まじないのような
見えない見せたい
ジレンマサンドも
1.2の3歩で腕を振って回して
鯔背でゆけ
Dang Ding Dong
夢でも醒めても居座るんだよ
飽き性な私のやめない「やりたい」
涙も嗚咽も
隠さないよ隠れないよ
だれもかれも見てない道を
足鳴らして飛ばして
駆け抜けて
Dang Ding Dong
唱えよう叶えよう
ハレもケもゆこう
まじないの魔法のワード
Dang Ding Dong
伝えよう伝わるよう
好きだらけでいよう
新しい朝のハロー
Dang Ding Dong
孤独な希望でも歩もうか
Walk AroundWalk Aroundodd
止めない止めない鳴らせ
Dang Ding Dong
鳴らせ
Dang Ding Dong


 

序論

この歌詞を見て、
僕は何かに挑戦する
力を感じました。

だけど、同時に
「個性がない」とか
軸がぶれている」と
言われる不安も感じるんです。

これって現代社会で
みんなが抱える
悩みの象徴じゃないでしょうか?

 

この歌詞は一種の
哲学的命題とも言える。
「個性」や「軸」といった概念は、
他者の評価を基にしたものか、
それとも内なる真実か。

その葛藤が歌詞全体を
支配しているようだ。

まず、このテーマを
「挑戦と不安」という
観点で探究してみようではないか。


 

第1章 「個性」と「軸」の迷宮

歌詞の冒頭で、
「個性がちょっとない」
「軸ブレてない?」
なんて言葉がありますね。

これって、
自分自身のアイデンティティ
他人に揺さぶられる
瞬間のように感じます。

やっぱり、僕たちは自分らしさって
何だろうと迷うことがあります。

 

他者からの評価を恐れる心、
それは社会的動物としての
人間の宿命かもしれない。

「個性」や「軸」という言葉は、
自己を形作る枠組みだ。

 

しかし、その枠組みが
曖昧であるとき、
人は自己を見失い、
不安を抱くのだろう。

だが、歌詞はこうも言っている。
「ときめきなんてない」
「暇もあんまない時代に
見つけた宝なのに」と。
この「宝」とは何か?

 

きっと、それは
自分だけが見つけた価値とか、
人生の意味ですよね。
他人に何と言われようと、
自分だけの「宝」があれば、
揺らがない気がします。

 

そうだ、その「宝」が
「軸」を支えるのだ。
しかし歌詞は
「消えない消せない」とも言う。

つまり、一度見つけた価値は
消えないものの、
それが他者の視線によって
脅かされる。

ここに、現代人のジレンマが
浮かび上がるのだ。


 

第2章 矛盾を抱えた不調和の美学

「不調和ムード」や
「ジレンマサンド」って、
矛盾だらけの世界を
歌ってるように思います。

 

でも、その矛盾を抱えたまま、
「不敵なモードで足鳴らして
飛ばして駆け抜けて」と
進もうとしているのが面白いですね。

 

確かに、少年。
ここにこそ、
この歌詞の核心がある。
人生とは不調和そのものだ。

理想と現実の間、
個性と集団の間、
希望と絶望の間。
これらの間で人は揺れ動きながらも、
なおも前進する。

それを「不敵なモード」と
表現するのは実に巧妙だ。

 

君はどう思う?
この「駆け抜ける」行為は
何を象徴しているのか?

 

僕は、それが「挑戦」と
「前進」だと思います。
たとえ矛盾や困難があっても、
自分の足で進み続けることが
大事なんじゃないでしょうか。

 

その通りだ、少年。
歌詞の中の
「Dang Ding Dong」という
繰り返しのフレーズは、
一種の呪文のように響く。
それは、進み続けるための
自己暗示であり、
同時に矛盾を受け入れるための
魔法の言葉だ。

ここで重要なのは、
不調和を「解決」するのではなく、
それを抱きながらも
進むという態度だ。


 

第3章 孤独と希望の交錯 

「孤独な希望でも歩もうか」
というフレーズがありますが、
孤独と希望って
相反するものに感じます。

でも、孤独だからこそ
見つけられる希望もあるんでしょうか?

 

その問いは深いな、少年。
孤独とは、他者の影響から
解放された純粋な自己との対話だ。

そして希望とは、
未来への信念であり、
自らの中に芽生える光だ。
つまり、孤独と希望は
対立するものではなく、
むしろ共存する。

 

歌詞はこう語る。
「新しい朝のハロー」と。
この「ハロー」とは、
孤独な夜を越えた後に訪れる
自己の再発見を
意味しているのではないだろうか。

 

じゃあ、孤独を恐れる
必要はないってことですか?
むしろ、それがあるからこそ
希望を見つけられると。

 

その通りだ、少年。
孤独は人間の成長に
必要不可欠な要素だ。
そして、その中で見つけた
希望こそが、「軸」となる。

「Dang Ding Dong」
というフレーズは、
孤独な時間における
自己の支えであり、
未来へ進むためのリズムなのだ。


 

結論 矛盾を抱えて進む哲学

この歌詞を通じて僕は、
人間は矛盾や不安を抱えながらも
進む存在だと気づきました。
孤独や不調和さえも受け入れて、
それでも「駆け抜けて」いくのが
大事なんですね。

 

その通りだ、少年。
この歌詞は現代人の
心情を反映しつつ、
それを乗り越えるための
哲学を提示している。

「Dang Ding Dong」という呪文は、
不安定な世界の中で
生きる人々への励ましであり、
矛盾を楽しみ、進むことの象徴だ。