音楽に哲学を

~国境を超えた音楽哲学がそこに~

【歌詞考察】THE RAMPAGE(ランページ)/Drown Out The Noise この曲の意味とは?映画遺書、公開。の主題歌を哲学的に徹底解説!

諸君、ごきげんよう

 

我は音楽を哲学的に考え思考する

メロディウスである。

 

今回は

THE RAMPAGE
Drown Out The Noise

について哲学的に考察していく。



 

THE RAMPAGE「Drown Out The Noise」MV

www.youtube.com


Drown Out The Noiseの歌詞

Yeah 叫べLoud
振り解くべき心覆い尽くすShadow
Oh 本当下らない
勝手な序列なんてI don't know
You better watch out 360度
誰もがLiar 本音なんてEverybody won't show
見せかけの平穏だってもう本はEveryone knows
ほら考えたって意味ないって諦め黙り込む
Do what you wanna do
そのまま見えないフリ続けたら楽だろう?
Don't stop! ! I wanna smile
涙はもう要らないNo
No words, war cry
言葉すら要らない
だからLet me hear your say
聞かせてくれ
声の限り
もっと叫べ
Drown out the noise
I don't need fake smile 
作られた体裁のいい世界
本当は表裏一体間違いも無視してRewind
繰り返す無意味な表面上のRelationship
曖昧なまま幾つもLeave alone problems
Do what you wanna do
怒りも悲しみも全部仮面の下に隠したままで
Don't stop ! ! I wanna smile
涙はもう要らない No
No words, war cry
言葉すら要らない
だからLet me hear your say
聞かせてくれ
声の限り
もっと叫べ
Drown out the noise
Can you hear me? 
聞こえてるか響く雄叫び
All eyes on me 
いらない雑音掻き消す叫び
彼方に届くようにと上げてく狼煙
Fake news, Bad news 
もう要らない要らない
Don't stop ! ! I wanna smile
涙はもう要らない No
No words, war cry
言葉すら要らない
だからLet me hear your say
聞かせてくれ
声の限り
もっと叫べ
Drown out the noise


序論

少年
「叫べ Loud、心覆う Shadow を振り解く

そう歌う歌詞から始まる

『Drown Out The Noise』は、

何を伝えようとしているんだろう?」

 

メロディウス
「表面的には抗う叫びの歌のようだな。

 

しかし、深く読み解けば、

これは自己の本質と社会の対立の

物語と言えるだろう。

 

人は常に『影』と向き合い、

仮面を被り、本音を隠す。

 

だが、その仮面の下にこそ真実の心が宿っている。」

 

少年
「でもさ、メロディウス。

『Fake smile』とか『作られた体裁のいい世界』

なんて言われると、今の僕らが生きてる社会

そのものを指摘してるように思えるんだ。」

 

メロディウス
「その通りだ、少年。だが焦るな。

 

まずは歌詞に秘められた意味を

段階的に探求していこう。

第1章から始めるとしよう。」


 

第1章 心を覆う影と仮面の社会

少年
「歌詞の中に『Shadow』とか

『本音なんて Everybody won’t show』

って出てくるよね。

 

これはつまり、誰もが自分を偽ってるってこと?」

 

メロディウス
「その解釈は正しい。

現代社会において、

私たちは互いに本心を隠し、

役割を演じる。

 

『誰もがLiar』という言葉は、

人間関係がいかに表面的であるかを

告発しているのだ。」

 

少年
「でもさ、なんでそんなふうに

なっちゃうんだろう?

 

どうして僕らは仮面をつけて、

嘘をつかなきゃならないの?」

 

メロディウス
「それは社会が『序列』や『体裁』を

重んじるからだ。

 

歌詞にある

『勝手な序列なんて I don’t know』

という言葉は、価値を順位付けする

風潮への反抗を示している。

 

私たちは他者からの評価に囚われ、

本来の自分を抑圧する。

そして、心に影を生むのだ。」

 

少年
「うーん…だから歌詞にも

『考えたって意味ないって諦め黙り込む』

ってあるのか。

 

何も言わずに目を閉じた方が楽だってこと?」

 

メロディウス
「まさにそうだ。

しかし、歌詞の核心はそこではない。

 

『Do what you wanna do』――

つまり、自分の意志に従え、と叫んでいる。

 

影を振り解き、

偽りの平穏を打ち壊せというメッセージだ。」


 

第2章 表面上の関係と真実の自己

少年
「次の部分、

『繰り返す無意味な表面上の Relationship』って、

まるで僕らの人間関係みたいだよね。

 

ただ仲良くしてるフリをして、

問題は見ないふりをして…。」

 

メロディウス
「少年、表面上の関係とは、

自己を守るための偽りの関係だ。

 

だが、その関係は本質的には

『Leave alone problems』――

問題の放置に過ぎない。」

 

少年
「確かにそうかも…

怒りや悲しみを仮面の下に隠しても、

結局、何も解決しないんだよね。」

 

メロディウス
「その通りだ。

歌詞にある

『怒りも悲しみも全部仮面の下に隠したままで』

という一節は、人が負の感情を

抑圧し続ける様を表している。

 

しかし、感情は隠すほどに影を深くし、

真実の自己を見失わせるのだ。」

 

少年
「じゃあ、どうすればいいんだろう?

 

歌詞には『No words, war cry』ってあるけど、

言葉じゃない方法で、

自分の心を解放するのかな?」

 

メロディウス
「その解釈は面白いな、少年。

『No words, war cry』は、

言葉では表せないほどの真実の叫び、

魂の雄叫びを意味しているのだろう。

 

理屈や体裁を超え、

己の声を限りなく響かせる――

それが心の解放だ。」


 

第3章 雑音を掻き消す叫び

少年
「歌詞のクライマックス、

『Drown out the noise』って何度も出てくるよね。

 

これは何を意味してるんだろう?」

 

メロディウス
「『Noise』とは、世間の価値観、

他人の目、偽りのニュースや不要な情報――

つまり心を曇らせる雑音だ。

 

『Fake news, Bad news もう要らない』

という言葉も、その象徴だな。」

 

少年
「なるほど。

僕らの心に影を落とすものは、

全部『Noise』なんだ。

 

それを掻き消すために、叫ぶんだね。」

 

メロディウス
「そうだ。

そして、叫びは単なる怒りではない。

 

『I wanna smile』と歌うように、

それは笑顔を取り戻すための行為だ。

 

涙や偽りを捨て去り、

真実の笑顔を手に入れるために叫ぶのだ。」

 

少年
「じゃあ、歌詞にある

『All eyes on me』っていうのは?

 

みんなに注目されることが

重要って意味じゃないよね?」

 

メロディウス
「もちろんだ。

ここでの『All eyes on me』は、

他者の目を意識することでなく、

自分自身の存在を肯定するための叫びだ。

 

『雑音掻き消す叫び』は、

他者に聞かせるためではなく、

己に届くためのものなのだ。」


 

結論 心の叫びと真実の解放

少年
「結局、この歌詞は僕らに

何を伝えたいんだろう?」

 

メロディウス
「この歌詞が伝えるのは、

自己解放の重要性だ。

 

仮面を被り、雑音に埋もれて生きるのではなく、

自分の本当の声を見つけ、叫ぶこと――

それこそが心の平穏と

真実の笑顔を取り戻す鍵なのだ。」

 

少年
「そうか…つまり、

自分の叫びで『Noise』を掻き消せば、

心に影を落とすものも消えるってことか。」

 

メロディウス
「その通りだ。

そして、叫びは理屈や言葉を超えた魂の表現だ。

 

『No words, war cry』――

言葉ではなく、

ただ自分の心の声を信じて叫ぶことが、

真実への第一歩なのだ。」

 

少年
「分かったよ、メロディウス。

僕も、自分の心の声を叫んでみる。

 

雑音に負けずに――

自分自身を取り戻すために。」