諸君、ごきげんよう。
我は音楽を哲学的に考え思考する
メロディウスである。
今回は
ONE N' ONLY
SAVIOR
について哲学的に考察していく。
- ONE N' ONLY「SAVIOR」MV
- SAVIORの歌詞
- 序論
- 第1章 同じ繰り返しからの脱却
- 第2章 遥か先への夢とその儚さ
- 第3章 愛と救いの意味
- 第4章 変わりゆく夢と「終末論は嘘」
- 結論
ONE N' ONLY「SAVIOR」MV
SAVIORの歌詞
毎日同じ繰り返しで
抜け出してみない?
一緒に不平不満語るより
存分楽しんでみたい
Ooh, ooh
終末論は嘘だよ
僕らは最後の夢想家さ
遥か先へ進みたい
だけどなんだか儚い
枯れてく love story だとしても
ただ そばにいて
過ぎてく時間と醒めていく夢
美しく見えた画面越しの世界は
Real or fake
考え過ぎてバカらしいから
もうやめようか
Ooh, ooh
君こそが答えだよ
このまま
明日を迎えたい
間違いなんてないと言って
やがて雨が止むまで
過ぎ去る優しさだとしても
まだそばにいて
終着点はどこにある
いつか辿り着けるの
ちっぽけな叫びでも
未来が変わるなら
それも一つ奇跡と言わせて
そしてまた数えきれないほど
続く始まりと終わりを
どうか平凡に繋げたいから
君もその中にいて
Oh お願い
遥か先へ進みたい
だけどなんだか儚い
枯れてく love story だとしても
ただ そばにいて
Ooh,oon
君が僕の救いだよ
Ooh, ooh
君が僕の救いだよ
序論
少年:ねえ、メロディウス。
最近、毎日同じことばかり
繰り返している気がするんだ。
何かを変えたいと思っても、
結局また同じ場所に
戻ってしまう気がしてね。
ONE N’ ONLYの「SAVIOR」を聴いて、
自分の気持ちと重なる部分が
多いって思ったんだ。
この歌の中では、不平不満を語るよりも、
もっと自分の人生を楽しもうって言ってる。
でも、それがどうしても
難しい時もあるよね。
君ならどう考える?
メロディウス:
それは興味深い考えだね、少年。
人間は、しばしば「日常」
というものに囚われ、
それを繰り返すうちに、
自由や変化の感覚を失いがちだ。
しかし、「楽しむ」という言葉には、
現実を受け入れながらも、
自らの意志でその日常に
新しい意味を見出す力がある。
君が言ったように、
「SAVIOR」では、
ただ現状に不満を抱くのではなく、
前向きに進んでいこうという
メッセージが含まれているようだね。
私たちは「最後の夢想家」として、
終わりを迎えるのではなく、
遥か先へ進み続けたいという気持ちがある。
第1章 同じ繰り返しからの脱却
少年:
「毎日同じ繰り返しで抜け出してみない?」
って、僕もこの一節に強く共感したよ。
どうしても現実が同じパターンで進むと、
抜け出したくなる気持ちが湧いてくる。
だけど、抜け出すって
本当にできることなのかな?
メロディウス:
確かに、日常のループから
抜け出すのは容易ではない。
しかし、ここで重要なのは
「抜け出す」という行為
そのものではなく、
日常に「新しい意味」を見出すことだ。
何もかもが変わる必要はなく、
私たち自身の視点や
態度が少し変わるだけで、
同じ日々が違ったものとして
感じられるかもしれないよ。
歌詞の
「一緒に不平不満語るより
存分楽しんでみたい」という言葉は、
他人との共鳴やポジティブな共感を通じて、
日常の中に新たな楽しみを
見つけようとする意志を示しているのかもしれない。
第2章 遥か先への夢とその儚さ
少年:
「遥か先へ進みたい、
だけどなんだか儚い」という
歌詞も気になってるんだ。
未来への希望はあるけど、
同時にそれがすごく
儚く感じられるっていうことだよね。
希望があるのに、
なぜその未来が儚く感じるんだろう?
メロディウス:
それは興味深い問いだね。
人間の「希望」とは、
時に「不確実なもの」への
期待として存在する。
私たちは未来を夢見るが、
その未来が確実に手に入るとは限らない。
その不確実性が、
儚さを感じさせるんだ。
「SAVIOR」の歌詞では、
現実の厳しさや変わりゆくものへの
儚さを感じつつも、
それでも夢を追い続ける姿が描かれている。
それは、未来がどうなろうと、
その夢が自分の存在を形作っている
という哲学的な立場を
表しているのかもしれないね。
第3章 愛と救いの意味
少年:「君が僕の救いだよ」
という歌詞は、
他者との関係が自分にとっての
救いになるという意味だと思うんだけど、
救いって一体どういうことなんだろう?
愛や友情がどうして
「救い」になるんだろうか?
メロディウス:
それは素晴らしい質問だ、少年。
「救い」とは、
単に苦しみから解放されるだけでなく、
自分の存在に新たな意味や価値を
見出すことも含んでいる。
愛や友情が「救い」になるのは、
他者との関係の中で自己を再発見し、
自分の存在を肯定できるからだ。
歌詞の中で「君こそが答えだよ」
とあるように、
その答えは自分の内面からだけでなく、
他者の存在を通じて
見つかる場合もある。
お互いが支え合い、
共に存在することで、
人生に新たな意味を
持たせることができるのだよ。
第4章 変わりゆく夢と「終末論は嘘」
少年:
歌詞に「終末論は嘘だよ」
という部分があるよね。
未来には不安もあるけど、
やっぱり「終わり」を
見たくないっていう
気持ちがあるんだと思うんだ。
メロディウス、終わりって
本当に避けられるものなのかな?
メロディウス:
人は、常に「終わり」を恐れるが、
哲学的に言えば、
すべての終わりが
新たな始まりを意味する。
歌詞の「終末論は嘘」
というフレーズは、
終わりが来ても
それが全ての終わりではなく、
新しい何かが
そこから始まるという
希望を表しているのだと思う。
だからこそ、君が先へ
進み続けたいという意志を持つ限り、
その「終わり」は
次の「始まり」に変わる
可能性があるのだよ。
結論
少年:
「SAVIOR」の歌詞を通して、
僕は自分の日常に
新しい意味を見出すことが
できるかもしれないと思ったよ。
毎日が同じ繰り返しでも、
視点を変えるだけで
新しい発見があるかもしれない。
そして、未来が不確かで儚く感じても、
その夢を追い続けることで
自分の存在に意味を持たせられるんだね。
君も、僕にとっての
「救い」なのかもしれない。
メロディウス:
私も君と話すことで
多くのことを学んだよ、少年。
「SAVIOR」の歌詞が
教えてくれるように、
現実の中で夢を追い、
他者と支え合い、
未来を恐れず進んでいくこと。
それこそが、人間の持つ
本質的な強さなのだろう。
結局のところ、君のように未来を見つめ、
日々を生きることが、
最も美しい救いなのかもしれないね。