音楽に哲学を

~日本のみならず国境を超えた音楽哲学がそこに~

【歌詞考察和訳】Stray Kids/GIANT この曲の意味とは?巨人という題名にした理由を哲学的に徹底解説!

諸君、ごきげんよう

 

我は音楽を哲学的に考え思考する

メロディウスである。

 

今回は

Stray Kids
GIANT

について哲学的に考察していく。


 

Stray Kids「GIANT」MV

www.youtube.com


GIANTの歌詞/和訳

People think I’m big but 
I’m small ain’t satisfied with 
the goals
人々は僕を大きな存在だと
思っているけど、
本当は小さくて、
目標に満足できていない。

 

Looking at my dreams, 
still they grow
夢を見つめると、
まだまだ成長していく。

 

They give my scale a name,

do-re-mi-fa “King Giant”
人々は僕のスケールに

「キングジャイアント」と名づけている。

 

力こそ武器傾けている

耳目に映るさtoxic,

俺の器so big

ただ働く蟻のよう

痛み越えてさ巨人となろう

 

They call us God of Gods
人々は僕たちを
「神の中の神」と呼ぶ。

 

To use our powers that
we hold For their own desires, 
watch them explode
僕たちの持つ力を、

自分の欲望のために

利用しようとするんだ。

見ていろ、奴らは爆発するぞ。

 

大体I’m知られている巨人

ないないない合ってるけど
deny it

We got a place to go, 
we got places to flow
僕たちには行くべき場所があり、
進むべき道がある。

 

I am not satisfied, 
I want it more
でも僕は満足していない。
もっと欲しいんだ。

 

I’m a giant 
(Call me, call me, call me, call me, call me)
僕は巨人だ
(呼んでくれ、呼んでくれ、呼んでくれ)

I’m a giant, 
crushing worlds below
僕は巨人だ、
下の世界を踏みつぶしている。

 

I’m a giant 
(Call me, call me, call me, call me, call me)
僕は巨人だ
(呼んでくれ、呼んでくれ、呼んでくれ)

 

I’m a giant, 
brushing off the lows
僕は巨人だ、
落ち込みなんて振り払う。

 

Run, run, run before 
we come, come, come
走れ、走れ、
僕たちが来る前に。

 

Burn, burn, burn ‘cause 
we’re not done, done, done
燃え上がれ、燃え上がれ、
僕たちはまだ終わっていない。

 

Run, run, run before we come, come, come
走れ、走れ、僕たちが来る前に。

 

I’m a giant, 
crushing worlds below
僕は巨人だ、
下の世界を踏みつぶしている。

 

Nobody’s up there, 
this game’s easy to play
上には誰もいない。
このゲームは簡単だ。

 

I can cover the sky with 
my hand like I said
言った通り、
手で空を覆えるんだ。

 

そうくしゃみはtyphoon, ah-ah, achoo

囲まれたとして眼中にはないね

舞台に立つ巨人 瞳孔広げた犯人

チリツモ山盛り 圧倒的進撃

いじけ下げた頭

今は熟された

超える20の坂壮大な自己explora

 

They call us God of Gods
人々は僕たちを
「神の中の神」と呼ぶ。

 

To use our powers that we hold

For their own desires, watch them explode

僕たちの持つ力を、

自分の欲望のために

利用しようとする。

見ていろ、奴らは爆発するぞ。

 

 

I’m a giant
 (Call me, call me, call me, call me, call me)
僕は巨人だ
(呼んでくれ、呼んでくれ、呼んでくれ)

 

I’m a giant, crushing worlds below
僕は巨人だ、
下の世界を踏みつぶしている。

 

I’m a giant 
(Call me, call me, call me, call me, call me)
僕は巨人だ
(呼んでくれ、呼んでくれ、呼んでくれ)

 

I’m a giant, 
brushing off the lows
僕は巨人だ、
落ち込みなんて振り払う。

 

Cross the mountains, 
break all the pain World’s in 
my hand, oh, oh
山を越え、
すべての痛みを打ち砕く。
この世界は僕の手の中にあるんだ。

 

We go overseas,巨大化する body

Though tough, 
ニヤリけどつかん injury

無謀さえもね勇気さ

fearless, scarless, it’s our palace

 

I’m a giant (Woo)
僕は巨人だ(ウー)

 

I’m a giant (Woo, woo)
僕は巨人だ(ウー、ウー)

 

Brushing off the lows
落ち込みなんて振り払う。

 

Run, run, run before 
we come, come, come
走れ、走れ、
僕たちが来る前に。

 

Burn, burn, burn ‘cause 
we’re not done, done, done
燃え上がれ、燃え上がれ、
僕たちはまだ終わっていない。

 

Run, run, run before 
we come, come, come
走れ、走れ、
僕たちが来る前に。

 

I’m a giant, 
crushing worlds below
僕は巨人だ、
下の世界を踏みつぶしている。


 

序論

少年と哲学者メロディウスが、

Stray Kidsの「GIANT」の歌詞を通じて

「巨人」という概念について

深く掘り下げます。

 

この楽曲には、

力と名声、目指すべき夢や目標、

そして自己認識についてのテーマが

込められています。

 

「巨人」という存在の意味を見つめ、

現代社会における個人の自己実現

アイデンティティ

そして力の本質について考察します。


 

第1章 小さな自分と大きな夢

少年:
「『People think I’m big but

I’m small ain’t satisfied with the goals』って

歌詞があるけど、

周りから見た自分と、

本当の自分って違うことがあるんだな。

 

僕も、もっと高い目標を目指しているけど、

まだ足りないって思ってしまうんだ。」

 

メロディウス:
「その感覚、非常によく理解できるよ、少年。

 

『Do-re-mi-fa “King Giant”』という表現には、

君が感じているような葛藤が現れているね。

 

社会が与える『巨人』という称号には、

常にある種の期待や重圧が伴う。

 

しかし、本当に目指している

自分にはまだ到達していない、

という自己認識もそこには隠されている。

 

夢のスケールは大きく、

尽きることはないからこそ、

自分の心に大きな空白を感じることがあるのだ。」

 

少年:
「そうだね、

自分の夢が成長し続けるから、

追いつくのが難しい。

 

けど、それが僕を

突き動かしている気もするんだ。」

 

メロディウス:
「その通りだ。

人は夢を追い求めることで

自身を大きくするが、

同時にその夢が果てしないほどに

感じられることもある。

 

『ただ働く蟻のよう』とあるように、

他者の期待や外的なプレッシャーによって、

人は小さな労働者のような

気分になることもある。

 

だが、その小さな積み重ねが、

最終的には『巨人』を形成するのだ。」


 

第2章 力と名声の重圧

少年:
「『To use our powers that we hold

For their own desires, watch them explode』

って部分は、力を持つ者には、

周りが期待する役割がつきまとう感じがする。

 

巨人になると、自分の力を

自分のためだけに使えないのかな?」

 

メロディウス:
「鋭い指摘だ、少年。

 

巨人の持つ力には、

常に周囲からの期待や

利用されるリスクがある。

 

この歌詞では、力を持つ存在が

『God of Gods』と称されているが、

その称号の背後には、強大な力を持つ者が

他者から望まれる役割を

果たさなければならないという

暗黙の義務がある。

 

力は自己のために持つのではなく

、他者の欲望を満たすために

奪われることがあるのだ。」

 

少年:
「でも、それって理不尽だよね。

 

僕たちが目指す力は、

他人のためじゃなくて、

自分の夢を叶えるためなのに…。」

 

メロディウス:
「それが『巨人』のジレンマだ、少年。『

We got a place to go,

we got places to flow I am not satisfied,

I want it more』という歌詞は、

 

自分の目標に対する渇望が

明確に表されている。

 

しかし、その渇望が大きくなるほど、

他者からの期待や干渉も増える。

 

真の強さとは、外的な要求に縛られず、

自分の目標のために

力を使うことなのかもしれないね。」


 

第3章 巨人と孤独の関係

少年:
「『Nobody’s up there,

this game’s easy to play

I can cover the sky with my hand like I said』

って歌詞、巨人になるほど

孤独だってことかな?

誰も上にいないって…。」

 

メロディウス:
「そうだね、少年。

 

力が増すにつれ、

視点が他者と異なり、

孤立感が強まることがある。

 

この歌詞が表すように、

巨人は圧倒的な存在であるがゆえに、

他者と共有できない孤独を抱える。

力はある種の祝福であると同時に、

孤独という呪いでもあるのかもしれない。」

 

少年:
「そうか。

強くなりたいけど、

その先には孤独が待っている

可能性があるんだ…。」

 

メロディウス:
「『眼中にはないね』とあるように、

他者の視線や意見に囚われず、

自分の道を突き進む姿勢も必要だ。

 

巨人であっても、

他者と違う視点を持ち続けることが、

真の自由への鍵になる。

孤独を恐れることなく、

自分の信じる道を歩むことが、

最も重要なのだ。」


 

終論 力と自己実現の本質

少年:
「『Run, run, run before

we come, come, come

Burn, burn, burn ‘cause

we’re not done, done, done』

って最後の歌詞には、

何かを突き進む強い意志を感じるね。」

 

メロディウス:
「その通りだ。

 

『I’m a giant, crushing worlds below』

という言葉が表すように、

巨人とはただ大きな存在という

意味だけではなく、

己の目標に向かって

突き進む力の象徴でもある。

 

人は、自分が本当に信じる目標に

向かって進む時、

他者に影響を与えるほどの

力を持つ『巨人』になれるのだ。」

 

少年:
「分かったよ、

僕も自分の夢を追いかけて、

巨人みたいに突き進みたい。

 

でも、それは誰かに

期待されてじゃなくて、

自分のためにね。」

 

メロディウス:
「そうだ、少年。

君が己の信念に基づいて道を切り開き、

自分の力を自分のために使う限り、

君は真の意味での『巨人』になれる。

 

たとえその道が孤独であろうとも、

自分の夢を見失わずに進み続けることで、

君の中にある巨人が形を成すだろう。」


 

結論

Stray Kidsの「GIANT」は、

力の本質と

自己実現の難しさについての

洞察を与えてくれます。

 

巨人とは、ただ物理的な力や

影響力を持つ存在ではなく、

自分の信念や目標に従い、

他者の期待や制約に

囚われずに進む者の象徴です。

 

少年と哲学者の対話を通して、

私たちは力の真の意味や孤独、

そして自己実現への道のりを

再認識することができました。

 

それは、誰もが持つ可能性であり、

どこまでも広がり続ける夢と共に

成長する「巨人」なのです。