諸君、ごきげんよう。
我は音楽を哲学的に考え思考する
メロディウスである。
今回は
SEVENTEEN
消費期限
について哲学的に考察していく。
SEVENTEEN「消費期限」MV
消費期限の歌詞
日が暮れ、
とぼとぼ暗い家に着いた
君はいないよ
でも何故か暖かい
「ただいま」とか
「いただきます」とか
独りで言うのも
君のせいで平気
冷蔵庫開け少し残ってたmilk
飲もうとした時、
ふとこう思ったんだ
感情の消費期限いつまでだろう
ずっとこの感情のままでいたい
ここにいるよ
僕は変わらない心で
ここにいるよ
僕はここに
いくつもの過去と未来
見えなくても大丈夫さ
どんな日でも見つめあって
笑うことができるなら
とつぜん降り出した雨に
濡れた君を
両手で抱きしめてあげる
僕ならできるから
感情の消費期限いつまでだろう
ずっとこの感情のままでいたい
ここにいるよ
僕は変わらない心で
ここにいるよ
僕はここに
君への想い
君への感情には
消費期限なんてない
いつまでも変わらない
感情に消費期限があるのなら
生きてゆく意味など僕にはない
ここにいるよ
僕は変わらない
心でここにいるよ
僕はここに
序論
感情の消費期限はどこにあるのか、
それは果たして存在するのか?
歌詞は失われた恋人への
想いを描きつつ、
時間や心の変化に影響されない
純粋な感情の永続性を願っている。
少年と哲学者がこの歌詞を元に、
感情の本質、消費期限、
そして変わらない心について
考察を交わす場面を通じて、
私たちもまた感情と時間に関する
思索へと誘われていくことだろう。
第1章 感情の消費期限とは?
少年:
「ねえ、メロディウス。
感情の消費期限って、
ほんとにあるのかな?
ずっと同じ気持ちでいるのって難しいのかな?」
メロディウス:
「面白い質問だね。
消費期限というのは、
普通、物や食べ物が
一定期間を過ぎると
品質が落ちることを意味している。
でも、感情は物ではない。
だから、感情に
消費期限があるかどうかは、
少し違った視点で考える
必要があるかもしれないね。」
少年:
「でも、この歌詞の人は
『ずっとこの感情のままでいたい』
って言ってるよね。
大切な人への気持ちが
変わらないでほしいって、
すごく強く思ってるんだ。」
メロディウス:
「そうだね。
感情を永遠に保ちたいと
願うのは人間の普遍的な欲求だ。
ただし、感情というのは
一瞬一瞬で微妙に変化しているもので、
いつも同じ強さで続くとは限らない。
たとえば、恋人がそばにいる時と
いない時とでは、
愛情の感じ方が
少し変わってしまうこともある。」
少年:
「じゃあ、感情は
ずっと同じでは
いられないってこと?
それはなんだか寂しいな…。」
メロディウス:
「寂しいと感じるのは自然なことだよ。
でも考えてみてほしい。
感情の変化は必ずしも
悪いことじゃない。
むしろ、それは感情が私たちの
内側で生きている証拠なんだ。
『ずっとこの感情のままでいたい』
と願うことも大切だけど、
変化していくことで
新たな喜びや深い絆が
生まれることもあるんだよ。」
第2章 感情と時間の関係
少年:
「感情と時間って、
どう関係してるのかな?
時間が経つと感情は
薄れるっていう人もいるけど、
ぼくはいつまでも変わらない気持ちでいたいんだ。」
メロディウス:
「その気持ちはとても純粋だね、少年。
でも感情と時間は切り離せない存在だ。
時間の流れが感情に与える影響は、
私たちが感じている以上に大きい。
例えば、離れていても
ずっと同じ愛情を感じ続けるのは
難しいことが多い。
でも、それは愛情が消えてしまうと
いうことではないんだ。」
少年:
「じゃあ、どうして時間が
たつと変わってしまうの?
感情の中には、時間とともに
変わらないものもあると思うんだ。」
メロディウス:
「いい質問だね。
感情の中には確かに変わらないものもある。
たとえば、親が子供に持つ愛情は
一生涯続くことが多い。
ただ、時間が経つことで
新しい感情が重なり、
以前とは少し違った形になっていくんだ。
変わることが怖いのではなく、
変わることで感情はさらに深まり、
新しい意味を持つこともあるんだよ。」
第3章 感情の消費期限は本当にあるのか?
少年:
「それじゃあ、
感情の消費期限って、
結局はないってこと?」
メロディウス:
「あるとも言えるし、
ないとも言えるね。
人間の感情は一時的なものもあれば、
長く続くものもある。
ただ、感情を無理に保ち続けることは、
自然の流れに逆らうことかもしれない。」
少年:
「無理に保ち続けるのはよくないってこと?」
メロディウス:
「そうだね。
感情を自然のままに
受け入れることも大切なんだ。
たとえば、寂しさや悲しみ、
喜びが変わらずに続くことを
期待するのは、
時として苦しいかもしれない。
変わっていくことで、
新たな感情や視点を
手に入れることができるからね。」
少年:
「でも、それでもやっぱり、
君への気持ちだけは
変わらないでいてほしいって
願う気持ちもわかるよ。」
メロディウス:
「その通りだね。
そういう願いがあるからこそ、
人は努力して愛情を守ろうとするんだ。
その願いこそが、
感情を深めていく原動力になるんだよ。」
結論
少年:
「つまり、感情の消費期限は
人それぞれ違うし、
無理に消えないようにするのではなく、
大切に育てていくことが
重要ってことなのかな?」
メロディウス:
「そうだね、少年。
感情は自然なものだから、
時と共に変化することもあるし、
そのまま深くなっていくこともある。
それでも大切なのは、
変わっていく感情を恐れずに受け入れ、
自分にとって本当に大事なものを
育て続けることなんだ。
感情の消費期限は
私たち自身の心が決めるもの。
君がその想いを大切にし続ける限り、
消費期限はないといえるかもしれないね。」
少年:
「そうか…感情の消費期限は、
自分の心次第なんだね。」
メロディウス:
「そうだよ。
君の気持ちが続く限り、
感情に期限なんてない。
どんなに時間が経っても、
心の中で育てることで、
君の愛情は永遠に続くんだ。」