諸君、ごきげんよう。
我は音楽を哲学的に考え思考する
メロディウスである。
今回は
千葉雄喜
誰だ？
について哲学的に考察していく。
千葉雄喜「誰だ？」MV
誰だ？の歌詞
俺は誰だ？
ユウキチバ
俺は誰だ？俺は誰だ？
俺は誰だ？俺は誰だ？
ユウキチバただ俺のままで
誰にもならねえ俺は俺
あなたは誰だ？あなたは誰だ？
あなたは誰だ？あなたは誰だ？
何者だとしても ただ人間
見た目なんかよりも中身見てる
個性的な人 色んな肌色
俺たちはひとつ 地元か外国
千葉雄喜何者？なんでもないよ
褒められ過ぎると調子乗っちゃいそう
いい調子だしかなりいい体調
だけど思ったこともある
死にたいともったいないでしょ楽しまないと
俺ワンピース探してる海賊
友達が言う「千葉ルフィみたい」
大波小波 仲間たちと旅
海の上それか飛んでく空に
気持ちは同じでも違う育ち
俺は誰だ？俺は誰だ？
俺は誰だ？俺は誰だ？
ユウキチバただ俺のままで誰にもならねえ
俺は俺あなたは誰だ？あなたは誰だ？
あなたは誰だ？あなたは誰だ？
何者だとしてもただ人間
見た目なんかよりも中身見てる
誰かになろうとしてもダメ
結局はバレるし自分になれ
俺の憧れ鏡が目の前
格好付けだけよりたまにふざける
いや、たまにじゃなくて多分いつも
俺何必要？と俺に質問
心の赴くまま今いるここ
いつまで滞在してどこ行くの？
考え過ぎてもいいこと全くないってことは
もう既にわかった
真っさらな この頭ん中
頑張んないのがやっぱ一番楽
俺は誰だ？俺は誰だ？
俺は誰だ？俺は誰だ？
ユウキチバ ただ俺のままで誰にもならねえ
俺は俺あなたは誰だ？あなたは誰だ？
あなたは誰だ？あなたは誰だ？
何者だとしてもただ人間
見た目なんかよりも中身見てる
序論
少年は日々の生活の中で、
自分が何者であるのかを
考えることに興味を持つようになりました。
彼は周りの友人たちから
「君ってユニークだね」と
言われることがある一方、
心の中で「本当の自分って何だろう」と
悩むことがあります。
ある日、彼は出会った
哲学者メロディウスに
「俺は誰なんだろう？」と
問いかけます。
ここから、少年と
メロディウスは
自己認識とアイデンティティに
関する対話を始めます。
第1章 「俺は俺」自己の認識について
少年：
「歌詞の中で
『俺は俺、誰にもならねえ』ってあるけど、
どういう意味なんだろう？」
メロディウス：
「これは自己の独自性や
本質を表している表現だね。
『俺は俺』というのは、
自分は他者とは異なる
独自の存在であることを示している。
哲学的には、
アイデンティティとは
『自己が自己である』ということ、
つまり他の誰とも違う
自分自身の本質を指しているんだ。」
少年：
「でも、ただ『俺は俺』って言っても、
結局、自分が何者なのかは
分からない気がする。
例えば、見た目とか、
性格とか、そういうもので
自分を定義しても、
それは表面的なことのような気がする。」
メロディウス：
「良い視点だね。
実はアイデンティティには
『内面的な自己』と
『外面的な自己』があると言われる。
外面的な自己は他人から見える姿、
内面的な自己は自分が感じる
本質や感情、考え方だ。
『俺は俺』という歌詞は、
外見や他人の評価に囚われずに、
自分の内面的な本質を大切にする
姿勢を示しているのかもしれないね。」
少年：
「でもそれなら、
『ただ俺のままで』いることが
大事ってこと？」
メロディウス：
「その通りだ。
歌詞にある
『俺は俺、誰にもならねえ』という
フレーズは、
自分が自分であることの
価値を強調している。
しかし、何が本当の
『俺』なのかは時に分からなくなる。
これは哲学的な
『自己同一性の問題』に直結している。」
第2章 「俺は誰だ？」自己探求の旅
少年：「じゃあ、歌詞の
『俺は誰だ？』っていう疑問は、
どういう意味なんだろう？」
メロディウス：
「これは『自分が何者であるか』を問う、
いわゆる自己探求の問いだね。
哲学では『自己』についての
探求が重要視されていて、
ソクラテスも『汝自身を知れ』と言った。
『俺は誰だ？』という疑問は、
自分自身について
深く知ろうとする意志を表しているんだ。」
少年：
「自己探求って、難しいなあ。
でも、千葉さんが歌詞で
『俺ワンピース探してる海賊』って
言ってるみたいに、
自己を探す旅みたいな感じなのかもね。」
メロディウス：
「良い視点だ。
彼が言う『海賊』という比喩は、
自己探求の冒険のように思えるね。
自己を知るための旅は、
外見や他者からの評価に囚われない、
内面的な探求のことだ。」
少年：「確かに。
だけど、もし自己を探し続けても
本当の『俺』が見つからなかったら、
どうなるんだろう？」
メロディウス：
「それは良い問いだね。
哲学者サルトルは
『自己は絶えず変化する存在』だと考えた。
つまり、『自己』は
固定されたものではなく、
探し続けることで
成り立つ存在だとしたんだ。
だから、自己探求には
終わりがないのかもしれない。」
第3章 「あなたは誰だ？」他者との関係性とアイデンティティ
少年：「歌詞の中に
『あなたは誰だ？』ってあるけど、
これはどういう意味だろう？」
メロディウス：
「これは他者との
関係性について考えさせられるね。
私たちは自分を知るために
他者の存在が必要であり、
他者と比べて自己を認識することが多い。
ここでは『俺は誰だ？』という
自己探求と同時に、
『あなたは誰だ？』という
他者への問いかけが並行している。」
少年：
「なるほど。
他人がいるからこそ、
自分が誰か分かるってことか。
でも、他人と自分を比べたりすると、
迷うこともあるよね。」
メロディウス：
「その通りだ。
哲学者バタイユも言っているように、
他者は自己の理解において
鏡のような役割を果たしている。
そして、自己は他者を通してのみ
確立される部分もある。
しかし、他人と比べすぎて
自己を見失ってしまうと、
自分が誰なのか
分からなくなってしまう危険もある。」
少年：
「やっぱり他人と自分を比べずに、
自分らしさを見つけることが大事なんだね。」
メロディウス：
「その通りだ。
そして、他者との関係においても、
自分自身の本質を
大切にすることが必要なんだ。
歌詞にある
『見た目なんかよりも中身見てる』
というフレーズは、
外見に囚われずに
内面の価値を大切にするという意味で、
このアイデンティティの
探求の核心に触れているよ。」
結論
少年とメロディウスの対話を通じて、
「俺は誰だ？」という問いは
自己の本質、自己探求、
他者との関係性の中で
浮かび上がってくる重要なテーマで
あることが分かります。
千葉雄喜の歌詞は、
自己の独自性を保ちながらも、
自分を知ろうとする探求を表しています。
自己は他者を通して、
また自己の内面的な探求を通して
形成されるものであり、
絶えず変化し続けるものです。
