諸君、ごきげんよう。
我は音楽を哲学的に考え思考する
メロディウスである。
今回は
YOASOBI
New me
について哲学的に考察していく。
- YOASOBI「New me」MV
- New meの歌詞
- 序論 日常からの脱却と「新しい自分」の目覚め
- 第1章 自己否定と「新しい自分」への渇望
- 第2章 未知との出会いと自己の拡張
- 第3章 自己との対話と成長
- 結論 日常の変化と「新しい自分」の追求
YOASOBI「New me」MV
New meの歌詞
お決まりの今日が
退屈な日々が変わり始めた
ある日の物語
ここからきっと
これまでのどんな私よりずっと
私になるnew me
どんどん上手になっていく smile
いつも愛想良く
day by day 擦り減らした
本の自分なんて居ない
嘯いた "I'm feeling good"
嘘付きな "T'm feeling you"
たまらないわ
Hey you 恋人は?
出会いとかはどう?
始まった
Bad day (Bad things)
My boss (Oh-oh)
嫌いなの話しかけないで
不愉快なお節介で決まった
憂鬱な約束
そんな一日が始まる
待ち合わせは朝の station
いつもよりも着飾る
but not special
浮き足立つ私の
名前を呼ぶその声に 顔上げた
I've met the unknown
I don't know what you mean at all
Oh, I've met the unknown
長い前髪の
I've met the unknown
Ive met him, he's mysterious
まさかの出会いから始まる物語
初めましてを交わしてから
あっという間に今
風切り駆け出した
ありきたりな日々を背に二人
街を抜ける
そうI've met the unknown
I don't know what you mean at all
Oh, I've met the unknown
ダボついたシャツの
I've met the unknown
Don't know what path
I'd call my own
ありえない展開 でも
あなたがくれた 驚きに満ちた
慌ただしい今日が
気付かせてくれた私がずっと
本当に嫌いだったのは
きっと私自身だった
新しい毎日に take off
いつもの私ごと全部壊して oh, oh
どんな明日が来ようと
私は私を生きると
そう決めたの
I've met the unknown
Unlocking doors all of my own Oh,
I'll meet new unknowns
お決まりの今日を
退屈な日々を変えるのは今日だ
振り返らないでここから始まる
私の物語
序論 日常からの脱却と「新しい自分」の目覚め
少年:
「お決まりの今日が退屈で、
毎日が変わっていく瞬間って
何だかワクワクするよね。
新しい自分に出会うって、すごく素敵だよ。」
メロディウス:
「確かに、この歌詞には
日常の退屈さから抜け出し、
新しい自分に目覚める希望が
描かれているね。
しかし、君は新しい自分とは
一体どういうものだと思う?」
少年:
「うーん…今の自分よりも
もっと自由で、自信に満ちた自分、かな?
知らないことに出会うことで
自分が変わっていく感じがするんだ。」
メロディウス:
「なるほど。
だが、自己の成長や変化は
単純なものではない。
新しい自分とは、
今の自分を否定して
得られるものなのか?
それとも、自分を深く知ることで
築かれるものなのか?
これから探ってみよう。」
第1章 自己否定と「新しい自分」への渇望
少年:
「歌詞の中では、主人公が
『これまでのどんな私よりずっと私になる』
って言っているよね。
きっと、今の自分よりも
もっと良い自分になりたいって
ことなんだろうな。」
メロディウス:
「そうかもしれない。
しかし、この『新しい自分』を
求める動機には注意が必要だ。
自己否定から逃れたいと感じる時、
人は現状の自分に不満を抱いていることが多い。
ここで重要なのは、
『嫌いな自分』から逃れることと、
『本当の自分』になることの違いだ。」
少年:
「確かに。自分を嫌っているから、
新しい自分に憧れる…そう考えると、
ちょっと寂しいかも。
でも、どうしたら本当の自分に気づけるの?」
メロディウス:
「まず、自分を知るためには、
ありのままの自分を受け入れることだ。
そして、その上で何を変えたいのか、
何をそのままにしておきたいのかを
見極めるんだ。
自己否定に基づく変化は
一時的なものに過ぎず、
本当の変化とは異なるものだ。」
第2章 未知との出会いと自己の拡張
少年:
「歌詞の中で、
主人公が突然の出会いをきっかけに、
ありえない展開に巻き込まれるんだよね。
未知との出会いが自分を変えてくれるって、
なんだかロマンチックだな。」
メロディウス:
「そうだね。未知との出会いは、
自己の可能性を広げる重要な機会だ。
しかし、この出会いが
全てを変えるわけではない。
むしろ、その未知との関わり方が、
私たちに影響を与えるのだ。
君はなぜ未知に惹かれると思う?」
少年:
「未知の存在には、
答えがないからじゃないかな?
知らないことが多いからこそ、
自分の思い通りに変わっていける気がするんだ。」
メロディウス:
「それは興味深い考えだ。
人は未知に惹かれ、
そこに自分の希望や理想を
投影することがある。
しかし、未知は私たちの
理想通りでは
ないかもしれない。
むしろ、未知は私たちにとっての
『鏡』であり、
私たちが本当に求めているものを
映し出すのだ。」
第3章 自己との対話と成長
少年:
「じゃあ、未知との出会いを通して、
僕たちは自分自身を
知ることができるってこと?」
メロディウス:
「そうだ。未知と出会うことで私たちは、
今まで気づかなかった
自分の一面を発見することがある。
歌詞にも『本当に嫌いだったのは私自身』
という表現があるように、
主人公も出会いを通じて
自己に対する考えが変わり、
自己嫌悪から脱却しようとしている。」
少年:
「それって、自分が変わるというより、
自分を見つけることなのかな?」
メロディウス:
「その通りだ。
真の成長とは、
新しい自分に変わることではなく、
自分をありのままに受け入れつつ、
そこから本当に求めるものを見出すことだ。
未知との出会いが私たちに
教えてくれるのは、
実はそうした自己との対話の重要性なのだ。」
結論 日常の変化と「新しい自分」の追求
少年:
「結局、変わりたいって
思うことは悪いことじゃないんだね。
歌詞の主人公みたいに、
未知と出会って変わろうとすることは大事なんだ。」
メロディウス:
「そうだよ。
しかし、変わることが目的ではなく、
自己を理解し、受け入れることが
真の目標であることを忘れてはいけない。
君が未知に惹かれるのは、
そこにまだ発見されていない
自分がいるからだ。
未知との出会いは、
君が自分の物語を生きるための第一歩となる。」
少年:
「うん、僕もいつかそんな
出会いをしてみたい!
そしてその出会いを通じて、
自分を見つけることができたらいいな。」
メロディウス:
「君ならきっとできるだろう。
未知に向かう勇気と、
自分を見つけようとする心があれば、
いつか必ず本当の自分に出会えるはずだ。
そしてそのときこそ、
君は新しい物語を生き始めるのだ。」
この対話の中で、
「新しい自分」とは
単に理想的な自分に変わることではなく、
自己を見つけるための
過程であることが明らかになります。
歌詞に描かれた物語は、
未知との出会いを通じて成長し、
真の自己を見出す旅です。