諸君、ごきげんよう。
我は音楽を哲学的に考え思考する
メロディウスである。
今回は
龍宮城
裏島
について哲学的に考察していく。
- 龍宮城「裏島」MV
- 裏島の歌詞
- 序論
- 第1章 裏島への誘い-見えないものを求めて
- 第2章 FLASHBACKとしての裏島-記憶と現在の交錯
- 第3章 裏島の誘惑と恐れ-「SEA SOUND SPELL」
- 第4章 自己の探求と解放- 「潔さ」と「ごっこ」への拒絶
- 第5章 永遠の追求-迷宮の終わりはどこにあるのか
- 結論
龍宮城「裏島」MV
裏島の歌詞
裏・裏・裏島
探してるまた迷い込む
わっかんない
ああくらっくら
よーし!
強くいくぞお
裏・裏・裏島
探してるまた迷い込む
わっかんない
ああくらっくら
裏・裏・裏島
いつでもFLASHBACK
さっきからたのっしーな
ふらっふら
すらすら絵にも
描けない美しさ
つらつら描く息苦しさ
(ふー!)
目え開くかっ開ら(ん)潔さ
「ごっこ」まっぴらじゃっ!
また明日!
誰かにはならない
天井さん存じ上げねえ
全員捲るリアル至り
ほら丸ごとお喰らい!
URA • URA • URASHIMA
裏・裏・裏島
探してるまた迷い込む
わっかんない
ああくらっくら
裏・裏・裏島
いつでもFLASHBACK
さっきからたのっしーな
ふらっふら
SEA SOUND SPELL
殺到 Shhhh...
忍び寄りSnipe速攻
好きSKILL 過ぎる
SUPER SPECIAL 才能?
さあいこ
頭文字S最強最上級のSAKE
目にはブルーフレイム
歯にはキラ、タフネス
気をつけ礼
厳かに着席
刺せるシャープネス
部屋を明るくして観てね!
先に言っときますけど
結構・エグいんで…
Success
裏•裏•裏島
探してるまた迷い込む
わっかんない
ああくらっくら
裏・裏・裏島
いつでもFLASHBACK
さっきからたのっしーな
ふらっふら
コツコツ
ヒールの音がいまでも猛毒
またひとつ決めた腹で
地獄のTV番組卒
われ誰のゴールキーパー
受け止めてやって来たけど
ほんまは実はチーター
さあ「なんでやねん」
言わせたるわ
おい「なんでやねん」
なんでやねんて
裏・裏・裏島
裏・裏・裏島
てか今日ご飯何食べよっかな?
えーお腹空いて来た
裏•裏•裏島
てか今日ご飯何食べよっかな?
えーお腹空いて来た
裏・裏・裏島
探してるまた迷い込む
わっかんないああくらっくら
裏・裏・裏島
いつでもFLASHBACK
さっきからたっのしーな
ふらっふら
きらっきら
裏・裏・裏・
裏・裏・裏・裏島
序論
「裏・裏・裏島」という歌詞は、
迷宮のように複雑な裏世界、
あるいは見えざる真実を
追い求める主人公の心の旅路を
象徴的に描写しています。
この詩的な表現は、
私たちが日常生活の中で感じる迷い、
不確かさ、そして喜びや
興奮の入り混じった心情を
暗示しています。
この「裏島」は
現実の一面であると同時に、
そこから逃れることも、
理解することも
難しい奥深い場所として描かれています。
この考察では、
哲学的な視点から、
この「裏島」とは何か、
そして「裏島」を探すという行為が
どのような意味を持つのかを
探求していきます。
少年と哲学者メロディウスの対話を通して、
「裏島」に潜む哲学的なテーマを
探っていきましょう。
第1章 裏島への誘い-見えないものを求めて
少年:
「裏・裏・裏島って、
何なんだろう?
探せば探すほど迷い込むし、
くらくらしてよくわからない。」
この言葉は、
我々が追い求めるものが
必ずしも答えを与えるものではない、
という真実を示唆しています。
「裏島」は、あえて言うならば
現実の奥深くに潜む「見えない真実」、
あるいは「無意識の領域」とも
言えるかもしれません。
メロディウス:
「裏島とは、君が日々抱える
疑問の形をした場所だろうね。
そこはいつでも『迷い込む』
ための場所であり、
見つけようとするほどに逃れていく。
つまり、真実を求めるということ自体が、
永遠の迷路に入り込む行為なんだ。」
古代ギリシャの哲学者たちが
「無知の知」について語ったように、
知識を求めることがすでに
知識そのものと矛盾することを示唆しています。
第2章 FLASHBACKとしての裏島-記憶と現在の交錯
少年:
「FLASHBACKって、
過去の記憶のことだよね?
でも、裏島が過去のものだとしたら、
今はどこにあるの?」
メロディウス:
「そうだね。
FLASHBACKというのは、
過去の断片が今の私たちに
再び現れることを指している。
でも、裏島における
FLASHBACKは単なる
過去の思い出というよりも、
私たちの存在の深部に
埋もれている『原始的な記憶』の
ことかもしれない。
人間は多くの記憶や経験を蓄積し、
それを忘れたり隠したりしながら生きている。
裏島はそうした記憶が、
突然現れて私たちに問いかける場でもあるのだ。」
この解釈は、
ユング心理学における
「集合的無意識」にも似た
要素を持っています。
人間が潜在的に共有する
原型的なイメージや記憶が、
何らかのきっかけで目覚める瞬間に、
我々は裏島に
足を踏み入れているのかもしれません。
第3章 裏島の誘惑と恐れ-「SEA SOUND SPELL」
「SEA SOUND SPELL」
というフレーズは、
裏島に漂う不思議な
音や空気を感じさせるものです。
少年:
「裏島は怖い場所なのかな?
SEA SOUND SPELLって、
何かを引き寄せる呪いみたいだ。」
メロディウス:
「呪いと感じるのは、
君が『未知』に対して
恐れを抱いているからだ。
海の音が私たちを誘うように、
裏島もまた私たちに近づいてくる。
だが、その音は必ずしも脅威ではなく、
むしろ私たちが目を背けがちな
真実への誘いのようなものかもしれない。」
この解釈は、
人間が未知の世界や
自己の影の部分に対して
抱く恐怖心や不安を象徴しています。
裏島が不安定でありながらも
魅惑的な場所であることを考えると
裏島において「SEA SOUND SPELL」は
人が持つ根源的な好奇心を刺激し、
恐れと同時に引き寄せる力を持っているのです。
第4章 自己の探求と解放- 「潔さ」と「ごっこ」への拒絶
少年:
「僕が僕であるってこと、
どうしたら見つけられるんだろう?」
メロディウス:
「それは、君が日々向き合っている
迷いの中でしか見つからないものだ。
『ごっこ』として
他人の生き方を真似るのではなく、
君自身の道を見つけることこそが
裏島を旅する意味だろうね。
裏島は自己探求の象徴であり、
君が自らの人生の中で
選ぶべき道を見極める場なのだ。」
裏島での探求とは、
自らの価値観や信念を問い直し、
本来の自分を発見するための
旅であると考えられます。
この「ごっこまっぴらじゃ」
という拒絶は、
表面的な生き方に対する拒絶であり、
自己の本質に目を向けるための
決意を表しているのです。
第5章 永遠の追求-迷宮の終わりはどこにあるのか
少年:
「裏島を探しても、
いつも迷い込んでしまう。
永遠に答えが見つからないなら、
どうして僕は探し続けているんだろう?」
メロディウス:
「それは、君が『探求』という
行為そのものを生きているからだよ。
裏島の終わりは、
もしかしたら存在しないのかもしれない。
でも、探し続けることで、
君は少しずつ自分の世界を広げ、
深めていくんだ。
『わっかんない』という状態もまた、
君が成長するために必要なものだろう。」
このやり取りは、
人間が絶えず成長し、
変化し続ける存在であることを
象徴しています。
裏島を探し続けるという行為は、
人生における「問い続ける」姿勢を表し、
探求の終わりが見えなくとも、
その過程にこそ価値があることを示しています。
結論
「裏・裏・裏島」という
歌詞に込められた世界は、
自己探求と真実への飽くなき追求、
そして人間の本質に対する
哲学的な問いかけに満ちています。
少年とメロディウスの対話は、
裏島が単なる幻想ではなく、
私たち一人ひとりが抱える
疑問と迷いの象徴であることを示しています。
裏島を探し続けるという行為は、
日常の中で私たちが抱える
不安や混乱と向き合い、
それを受け入れながら
成長するための道なのかもしれません。