諸君、ごきげんよう。
我は音楽を哲学的に考え思考する
メロディウスである。
今回は
SKRYU
Mr.Scandalous
について哲学的に考察していく。
SKRYU「Mr.Scandalous」MV
Mr.Scandalousの歌詞
プライベートでも容赦なく
狙われてるシャッターチャンス
今、俺を呼んでる声がする
Hey, Mr.Scandalous
馬車馬働きカリスマアーティスト
最近は俺の噂で持ちきり
本当は毎日寝腐りてぇけど
世間は許してくれません
もうトレンド入っても驚かん
スター街道オーバーラン
実家近所で蔓延る噂
商社マンよりも稼ぐご長男
いつか大物女優と
歩くレッドカーペット
お忍びデートで高級ホテル
しらこい顔した張り込み探偵
尻目に Walk like a パリコレモデル
燃え上がる主役は今ステージ
"夜のマイクでデュエット"
的なキャッチコピー
今朝の一面に太字のトピック
一度きりの自分だから
たとえ睨まれたとしても
Unstoppable
Hey, Mr.Scandalous
普通じゃない
かぶれた一挙一動に世は釘付けさ
Hey, Mr. Scandalous
普通じゃない
アンチも落胆しちゃうような
スキャンダルは Tonight
Mr.Scandalous
Mr. Scandalous Mr.Scandalous
夢中にStupid Do it do it
Mr.Scandalous Mr.Scandalous
Mr. Scandalous
スキャンダルはTonight
プライベートでも容赦なく
噂されちゃぁ困っちゃう
今、俺を呼んでる声がする
Hey, Mr.Scandalous
あいつは変態ぶっても
エッチは普通
って言ってたあの子には
ガッカリするけど
悪いがあのBedroomより
アツいのぶち込んでる Rec booth
各種メディア露出狂まがい
酒気帯び運転 On the beat
挿したマイクにキス1人猥褻行為
今じゃワンマンでセイコウしたり
酒カスから成り上がり
今星屑に生まれ変わり
人生賭けて歌うってのに
裸だったら何が悪い
気に食わねぇなら叩いてみな?
あぁ、今脱いだとこ
俺はここって時程やらかす男
謳われても歌うだけさ
世界の度肝抜かすような
Unbelievable
Hey, Mr.Scandalous
普通じゃない?
過激な一挙一動に 世はお手上げさ
Hey, Mr.Scandalous
普通じゃない?
アンチも脱帽しちゃうような
スキャンダルは Tonight
理想に近づくほど
見えない誰かに言われる Hold on
出る杭打たれる日本
貫く出過ぎた才能一本
ピュアな思いは変わってないが
まっさらなままじゃ
ここには来れてないよ
付けたか付いたかわからない
汚れもそのまま歌え
Hey, Mr.Scandalous
普通じゃない
かぶれた一挙一動に 世は釘付けさ
Hey, Mr.Scandalous
普通じゃない
アンチも落胆しちゃうような
スキャンダルは Tonight
Mr.Scandalous
Mr.Scandalous
Mr.Scandalous
夢中にStupid Do it do it
Mr.Scandalous
Mr.Scandalous
Mr. Scandalous
スキャンダルは Tonight
第一章 名声と自由
少年:
歌詞の「プライベートでも
容赦なく狙われてるシャッターチャンス」
ってすごいよな。
彼はどこに行っても注目を集めて、
まさに「特別」な存在だよ。
そんなふうに生きられたら、
きっと自由な気分になれるだろうな。
メロディウス:
なるほど、君はMr.Scandalousが
「特別な存在」であり、
だからこそ自由だと思っているんだね。
でも、彼が
「今、俺を呼んでる声がする」と
歌っていることに気づいたかい?
まるで彼の行動が、
誰かの期待に応えるためのようにも
感じられるね。
果たして彼は本当に「自由」に
生きているのかな?
少年:
確かに、
「Hey, Mr.Scandalous 普通じゃない」
というフレーズを見てると、
彼が「普通ではない自分」を
演じているようにも見えるかも。
だけど、彼はその姿が
好きなんじゃないのかな?
自分を貫くことで自由を
感じているように思えるけど。
メロディウス:
それは興味深い視点だね。
でも、「馬車馬働きカリスマアーティスト」
「最近は俺の噂で持ちきり」と
彼が言うように、
注目される生活は必ずしも
楽ではないかもしれない。
名声を得たことで、
世間の目に囚われる
生活が生まれているように感じるんだ。
例えば「もうトレンド入っても驚かん
スター街道オーバーラン」とあるけれど、
彼はすでにその期待を超えている。
彼の一挙手一投足が
注目されること自体、
ある種の拘束ではないだろうか?
少年:
それでもやっぱり、
彼は名声を得て、
自分のやりたいことをやってるんだよね。
「尻目に Walk like a
パリコレモデル」ってかっこいいし、
周りを気にせずに
生きてるようにも思える。
自由にふるまって、
注目を楽しんでいるんじゃないかな?
メロディウス:
そう、彼はまさに
「歩くレッドカーペット」のように
生きているね。
だが、「お忍びデートで高級ホテル
しらこい顔した張り込み探偵」のように、
彼のプライベートは追い回され、
まるで自由を奪われているかのようだ。
君は自由を
「好きなことをして生きること」と
考えているかもしれないが、
彼のように全てが
注目の的になっている生活は、
本当の意味での自由なのだろうか?
彼は自分のために行動しているのか、
それとも世間の期待に
応えようとしているのか、
考えてみるといい。
少年:
うーん、そう考えると確かに、
彼の行動は世間の期待に
引きずられている部分も
あるのかもしれないな。
だけど、彼はその
「期待に応える」ことも
楽しんでいるようにも見えるんだ。
歌詞には「スキャンダルは Tonight」ってあるし、
スキャンダルを自分のものとして、
さらに自分の価値を高めている気がするよ。
メロディウス:
なるほど、君の言う通りだ。
「普通じゃない かぶれた
一挙一動に世は釘付けさ」という
歌詞が示すように、
彼は自らの行動をスキャンダラスに演じ、
世間を魅了しようとしているね。
彼が「Unstoppable」と
宣言しているように、
彼はどんな批判にも屈せず、
自分の道を貫こうとしているようだ。
しかし、そうやって
「世間に見られること」
自体が彼の生き方に
なってしまったとしたら、
果たしてそれが彼の望む
自由な生き方なのだろうか?
少年: 自由って難しいんだな…。
第二章 名声とスキャンダルの代償
少年:
でも、彼は
「たとえ睨まれたとしても Unstoppable」
って言ってるし、
世間から何を言われても
気にしない強さがあるように思うんだ。
そんなふうに批判さえも
無視して突き進むのも、
一つの自由じゃないかな?
メロディウス:
その考え方も理解できるよ。
彼は「Hey, Mr.Scandalous 普通じゃない」と、
自分が特別であることを
誇りに思っているし、
世間の批判も一つの評価として
受け入れているのかもしれない。
だが、「世間は許してくれません」
「一度きりの自分だから」と
彼が言うように、
彼の自由は常に批判と隣り合わせにある。
つまり、どんなに強く振る舞っていても、
世間の目を完全に無視することはできないんだ。
少年:
そうか…。
たしかに「尻目に Walk like a
パリコレモデル」って歌詞も、
彼が周りを意識していることを
表してるのかもしれない。
彼は世間の視線を感じながら、
あえて堂々と歩いているんだね。
でも、やっぱり彼の中にある
「本当の自分」を貫きたいって
気持ちは本物なんじゃないかな?
メロディウス:
そうだね、彼はきっと
「本当の自分」でいたいと
願っているんだろう。
そしてそれこそが彼にとっての
「自由」の表現なのかもしれない。
ただ、彼の「普通じゃない」
生き方は世間の目を引き、
彼自身をますます「Mr.Scandalous」
として見せることになっている。
つまり、彼は
「スキャンダルを起こす自分」として
世間に認識され、
それに合わせて
行動しなければならないように
なっているのではないだろうか?
少年:
なるほど…確かに歌詞には、
「馬車馬働きカリスマアーティスト」や
「商社マンよりも稼ぐご長男」ってあって、
すごい努力をして
今の地位を築いたって感じもするよね。
だからこそ、彼が見せている
「派手で自由な姿」も、
実は努力の賜物なのかもしれない。
メロディウス:
君の視点も面白いね。
彼の成功は彼自身が
努力して手に入れたものだ。
それでも、彼は
「人生賭けて歌うってのに
裸だったら何が悪い」
と問いかけている。
つまり、彼はありのままの姿を
見せたいという願望があるんだが、
世間はそうした彼の
「本当の姿」を受け入れてくれない。
結局、彼は「裸の自分」で
いることさえも、
世間の期待に対する挑戦の一環として
利用せざるを得なく
なっているのかもしれないね。
少年:
そうか、
「裸だったら何が悪い」っていうのは、
世間の常識や批判に対する反抗なんだね。
彼は自分のやりたいことを貫くことで、
世間に対して
「普通じゃない自分」を
見せ続けている。
でも、その「普通じゃない自分」
さえも世間の期待に
応えたものになっているってことか…。
メロディウス:
そう考えると、
彼の「自由」は完全に
自分のためのものではなく、
世間への「見せ物」としても
成り立っているとも言える。
彼は「アンチも脱帽しちゃうような
スキャンダルは Tonight」と言い、
スキャンダルさえも
自分の力に変えようとしているが、
同時にその行為がさらに
世間の期待を煽っている。
もはや、彼の「自由な行動」そのものが
世間に影響される、矛盾した状態に
なっているようにも見えるね。
少年:
それじゃあ、
彼は本当に自由じゃないってことになるの?
どれだけ「普通じゃない自分」
であろうとしても、
結局は世間の目に
縛られてるってことなのかな…。
第三章 真の自由とは何か
メロディウス:
ここで「自由」の定義に
ついてもう一度考えてみようか。
Mr.Scandalousは、
確かに名声と富、そして自由を
手に入れているように見えるが、
その実態は常に世間から注目され、
スキャンダルに追い回されている。
彼は「俺はここって時程やらかす男」と言い、
自分を貫こうとしているが、
それが本当に自分のためのものか、
それとも世間のための
パフォーマンスなのかは曖昧になっている。
少年:
うん…彼が歌詞の中で
「燃え上がる主役は今ステージ」と
言っているように、
舞台の上で生きているようにも思える。
でも、それが彼にとって
本当の自由ではないとしたら、
どうすれば本当の自由を
手に入れることができるんだろう?
メロディウス:
それは難しい問いだね。
真の自由とは、
他人の期待や評価に左右されず、
自分自身の価値観や信念に従って
生きることだと考える人もいる。
だが、Mr.Scandalousは
「スキャンダルは Tonight」と言うように、
世間との関係を切り離すことなく、
その中で自分を演じ続けている。
つまり、彼は世間の目が
あるからこそ自分の存在を
確認しているとも言える。
真の自由を手に入れるには、
世間の目から完全に解放されるか、
それを超越して自分の意志に
集中することが必要かもしれないね。
少年:
そうか…。
もしかすると、
彼にとっては「世間の目」に
さらされることも
一つの自由の形なのかもね。
彼はそれを楽しんでいるし、
批判もエネルギーにしているように見える。
彼が求めているのは、
自分自身のためだけの自由ではなく、
世間との関係を持ちながらも
自分を貫く自由なのかもしれない。
メロディウス:
その通りかもしれないね。
Mr.Scandalousにとっての自由は、
完全に孤立した自由ではなく、
世間との関係性の中で
「普通じゃない自分」を
追求することなのだろう。
彼が「世間に見られながら自分を貫く」ことを
楽しんでいるなら、
それが彼にとっての
真の自由だと言えるかもしれないね。
少年:
うん、なんだか分かってきた気がするよ。
自由って、
一人でただ自分のためだけに
生きることじゃなくて、
時には他人の目を意識しながらでも
自分らしさを追求することなんだね。
結論
少年:
僕もいつか、そんなふうに
「普通じゃない自分」を見つけて、
自由に生きてみたいな。
メロディウス:
君ならきっと、自分らしさを見つけ、
どんな状況でもその自由を
守っていけるだろうよ。
大切なのは、
他人の期待や批判を恐れず、
自分を信じることだ。
Mr.Scandalousのように、
周りの目を受け入れながらも、
自分を貫く強さを持つことが
本当の自由への道なんだよ。
こうして少年は、
「Mr.Scandalous」が見せる「自由」とは、
ただ周りに反発して生きるのではなく、
批判も注目も全て受け入れて、
その中で「自分らしさ」を
貫くことであると理解しました。
真の自由とは、
他人の目から逃れることなく、
関わりの中で自分を見失わずに生きること。
彼はMr.Scandalousの姿を通して、
自分の人生においても
そのような自由を見つけたいと
強く願うようになったのです。