諸君、ごきげんよう。
我は音楽を哲学的に考え思考する
メロディウスである。
今回は
MISAMO
Identity
について哲学的に考察していく。
- MISAMO「Identity」MV
- Identityの歌詞
- 序論 「Identity」とは何か
- 第1章 「私」であることの美学
- 第2章 他者からの解放と自由の追求
- 第3章 自己肯定と「特別」である意味
- 第4章 自己の変容と「今」の価値
- 結論 唯一無二の「私」として輝くために
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MISAMO「Identity」MV
Identityの歌詞
I'm coming to you
Check this out,
it's my style
鼓動響くrum-pum-pum
I walk to my timeline
他のnoiseならcut,
block out
ほら自由でいい outfit
Do you find me a mystery?
誰かでも何でもない
特別なのそれがI
真似できないこの way
たった一つ I'm making it
My attitude overflowing with charm
自言それさえfashion, what?
例がない?(Yeah)
But that's the real me
The path I'm walking is my runway
高く鳴らすわtension
大きなquestion mark
There's only one answer
It's deep inside my heart
Just be me, yeah
I know what I want
Who I am, my identity
誰かじゃない
Shining now,
my identity 感じて and like it
比べられない (This is me)
I'm all right, I'm special
And I know it, mmm-mmm, ah
I'm feeling, feeling myself (Myself)
Don't you want to feel yourself? (Ooh, yeah)
Always me, myself, and I (Yeah) Ooh,
identity-dentity-dentity
Princess, hero, queendom じゃない
It's enough for me just to be myself
Everyone's royalty
鳴り響いてく trumpet (Ooh)
Vibe with it, my beat,
dum-dum (Yeah)
You get it, right?
止められない。yeah
一瞬で shining bright
ピリつく刺激 feel so right
向き合う day and night
逃げるわけがない
If it cannot be stopped
Yes, welcome, yeah
I know what I want
Who I am, my identity
誰かじゃない
Shining now,
my identity
(Oh, yeah, yeah, yeah)
感じてand like it
(Oh, yeah, yeah)
比べられない (This is me)
I'm all right, I'm special
And I know it, mmm-mmm,
ah (I'm special and I know it)
I'm feeling, feeling myself (Myself)
Don't you want to feel yourself? (Ooh, yeah)
Always me, myself,
and I (Yeah) Ooh,
identity-dentity-dentity
I'm feeling, feeling myself (Myself)
Don't you want to feel yourself? (Ooh, yeah)
Always me, myself, and I (Yeah)
Ooh, identity-dentity-dentity
序論 「Identity」とは何か
MISAMOの『Identity』は、
「私」という存在を肯定する
力強い宣言である。
本楽曲は、他者や社会の評価から解放され、
唯一無二の自己を探求する旅を描く。
アイデンティティとは、
ジャン=ポール・サルトルが言うように
「人間はまず存在し、
その後で自らを定義する」ものであり、
この歌詞はその過程を
音楽の形で提示している。
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第1章 「私」であることの美学
「人は、自分が他者に見られた
そのあり方によって、
自分自身の存在を意識する。」
歌詞の中で
「I know what I want / Who I am, my identity」
と繰り返されるフレーズは、
自己の探求と確立への情熱を象徴している。
サルトルの言葉を借りれば、
他者の目に映る自分を越え、
自分自身の内面にある
「本当の私」を見つけることが、
本楽曲の核となっている。
「比べられない(This is me)」という表現は、
カントが唱えた「目的の王国」にも似た
思想を内包しており、
「私」は他人と比較されるためではなく、
それ自体で価値を持つ存在である。
第2章 他者からの解放と自由の追求
「人間は自由の刑に処せられている。」
「他のnoiseならcut, block out /
ほら自由でいい outfit」という一節は、
他者の期待やノイズを遮断し、
自由に生きることの重要性を示唆している。
サルトルが指摘するように、
我々は常に自由の重荷を背負っている。
自由とは、他人からの評価を捨て、
自らの選択によって自己を形成することであり、
この歌詞はその勇敢さを称えている。
第3章 自己肯定と「特別」である意味
「世界にたった一人の
人間も君のようではない。」
「特別なのそれがI /
真似できないこの way」と歌われるように、
本楽曲は自己肯定感を前面に押し出している。
「君だけの道を歩め」と説かれるように、
真に生きるとは他者を模倣するのではなく、
自己独自の道を切り開くことである。
「I’m all right, I’m special」という宣言は、
ニーチェの「超人」の思想と共鳴し、
自分自身を肯定し、
自分の価値を見出すことの重要性を示している。
第4章 自己の変容と「今」の価値
「私たちの生は、瞬間の連続である。」
「一瞬で shining bright /
ピリつく刺激 feel so right」という表現は、
人生の一瞬一瞬を最大限に
生きることの美しさを強調する。
カミュの『シジフォスの神話』において、
瞬間ごとに反逆し、
意味を見出そうとする姿勢は、
本楽曲の「逃げるわけがない」
という決意と通底する。
「If it cannot be stopped /
Yes, welcome」というフレーズは、
人生が不可避なものである以上、
それを受け入れ、
今この瞬間を最大限に生きるべきだ
という哲学的な覚悟を示唆している。
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結論 唯一無二の「私」として輝くために
MISAMOの『Identity』は、
哲学的な自己探求の旅を
象徴する楽曲であり、
聴き手に自己の価値を
再確認させる力を持っている。
反映するように、
この歌詞は「私」という
存在の不確定性を受け入れ、
他者との比較を超えて
自己を肯定することを促す。
そして最後に
「Always me, myself, and I」
という一節が示すように、
我々は常に自己を感じ取り、
自己として存在することで
輝きを放つべきなのである。
「君がこの世に存在することこそが
奇跡なのだ。」― フリードリヒ・ニーチェ
MISAMOのメッセージは明確だ。
「私は私である」という真理を通して、
人は真の自由と幸福を見出せるのだと。
※すべてはメロディウスの趣味内での解釈となっておりますのでご了承ください。