諸君、ごきげんよう。
我は音楽を哲学的に考え思考する
メロディウスである。
今回は
EXILE TRIBE
AKANEGUMO
について哲学的に考察していく。
- EXILE TRIBE「AKANEGUMO」MV
- AKANEGUMOの歌詞
- 序論 自由と旅の始まり
- 第一章 計画なき戦略 Plan Aへの固執とPlan Bの否定
- 第二章 「AIでは描けない愛」:独創性と人間の本質
- 第三章 変化と永遠:「移り変わる空」と不変の意志
- 第四章 未完成の美:「Perfection」としての不完全
- 第五章 仲間と時代の針:共同体と一瞬の永遠
- 結論 始まりの場所「中目黒」と自由への飛翔
- 終わりに Aiming for the freedom, 時代を超えて
EXILE TRIBE「AKANEGUMO」MV
AKANEGUMOの歌詞
何度も山越えて
Still keepin' it trill,
Ya know the deal
用意してないPlan B
磨き上げるTactics
Now and then forever,
and ever
変わらない思い乗せ疾れ
Hop on the night train
I'm on my way now
Go all the way now
この街で自由を求めて遊ぶ
Yeah, we're boyz for life
This is how we do
無限を描くメロディーの上
誰のものでもないもの探してる
どんな色でも良い見せたいのは
AIじゃ描けない愛
独創的想像で独走モード
開眼する本能と上がる鼓動
超高速登るように踊る
We're STARBOYS
旧山手の滑走路駆け出して
Flying パノラマ広がる世界
中目Tokio JapanをRep
口だけじゃない頑張ろうね
首元光らすダイヤにチェーン
磨いたSkillを外貨にChange
Prr Prr
俺からCallin' MeraMeraMeraMe HotなLine
Ring Ring
2024 世界中が俺らを
ほっとかない
火水木金土日月
土砂降りでも晴らす
Nobody can't stop med
What it do?
Aimだったら外さねぇよ Perfect
PrideかけてぶっちぎるPlan A
移り変わる空に目を凝らし
I'll be right here
I'll be right here
I'll be right here
さぁ時代を頂こう
デカく行こうぜ
Sky's the limitだ
What?
失敗すら全部 成功の前置きになるWhat?
大気圏も突破するFlightイメージさ
What?
Higher Higher Higher Higher
We're going higher
Aiming for the freedom
狙っている WildなAnimal
雲の上で掴み取ったCarnival
Aiming for the freedom
安くないから光ってるRespect
Karatみたいに Ballin' 24
Wow wow wow
全員に聞こえたcalling
1人じゃない
We'll never be lonely
指の隙間すり抜けるように
掴めそうでまだ届かないGlory
You know me
You know me
音の海で無心に踊り
Slowly Slowly
約束の場所に近づくStory
So what, so hot
結果で証明してきた全て
未知を道に変え
So what, So hot
いるべき場所にいるだけ
ただ時代の針が俺らを指すだけ
Why oh why must it be this way
愛で選んでいく
未完成にこそ宿るのさPerfection
夢に謳い 自由を舞う
Freedom Kingdom
移り変わる空に目を凝らし
I'll be right here
I'll be right here
I'll be right here
さぁ時代を頂こう
最高の仲間とあとどれくらい
踊ろうなんて言えてるだろう?
Yeah, Yeah
愛と夢と幸せ語ってざっと四半世紀
このまま行こうぜそうだろう?
That's what's up
Only one life, one time
オレらのPartyは
ただのおふざけじゃない
大人の宴
楽しみたいならSing it
Aiming for the freedom
We're gonna take it all
始まりはいつもここNAKAMEGURO
Aiming for the freedom
We're gonna make it all
遠く彼方広がる茜雲
Aiming for the freedom
We're gonna take it all
始まりはいつもここNAKAMEGURO
Aiming for the freedom
We're gonna make it all
遠く彼方広がる茜雲
Aiming for the freedom
序論 自由と旅の始まり
歌詞全体には「自由」への
追求が繰り返し語られます。
この自由の探求は、
「人間は自由のうちに生まれたが、
至るところで鎖に繋がれている」
という言葉を思い起こさせます。
歌詞における「Hop on the night train」や
「We’re going higher」というフレーズは、
自由を求める人間が既存の制約から脱し、
新しい境地を目指す旅を象徴します。
この旅の目的は単なる移動ではなく、
自分自身と世界を同時に変革する行為なのです。
第一章 計画なき戦略 Plan Aへの固執とPlan Bの否定
「用意してないPlan B」
という言葉に
象徴されるように、
この歌詞は徹底した覚悟と
自己確信を表します。
「人間は、自らが選んだ生に
責任を持たねばならない」という
思想を反映しているようです。
ここで示されるのは、
「外さねぇよ Perfect」という宣言のように、
代替案を用意しないことで
逆に自己実現を促進する主体の姿です。
第二章 「AIでは描けない愛」:独創性と人間の本質
「どんな色でも良い見せたいのは
AIじゃ描けない愛」という歌詞は、
技術が発展する現代における
人間性の価値を強調しています。
ここにはマルティン・ブーバーの
「我と汝」の思想が響きます。
すなわち、真の関係性や愛は
機械的な計算ではなく、
主体同士の生きた関係性においてのみ
成立するという洞察です。
AIが模倣することのできない愛とは、
他者への関わりのなかで
自らを超越する人間の本質に他なりません。
第三章 変化と永遠:「移り変わる空」と不変の意志
「移り変わる空に目を凝らし」
というフレーズは、
ヘラクレイトスの「万物は流転する」という
思想を想起させます。
しかし、それと同時に
「I’ll be right here」という言葉には、
不変の思いを保持する意思が宿っています。
移ろいゆく現実のなかで
変わらない意志を持つことは、
カントが述べた「心の内なる星」を
見つめ続ける倫理的主体の姿を彷彿とさせます。
第四章 未完成の美:「Perfection」としての不完全
「未完成にこそ宿るのさPerfection」
という逆説的な表現には、
ニーチェの「生成するものとしての人間」
という思想が響いています。
人間の完成とは静的な到達点ではなく、
常に未完成のままに
成長し続ける過程にこそあるのです。
この未完の美を受け入れることが、
変化し続ける現実と調和するための鍵となります。
第五章 仲間と時代の針:共同体と一瞬の永遠
「最高の仲間とあと
どれくらい踊ろうなんて言えてるだろう?」
という問いかけは、
仲間と共に生きることの
儚さと美しさを映し出します。
「人は共にある存在である」と語りましたが、
ここでも「一緒にいること」が
存在の根底に据えられています。
仲間との時間は一瞬でありながら、
その一瞬が永遠の意味を持ちます。
結論 始まりの場所「中目黒」と自由への飛翔
「始まりはいつもここNAKAMEGURO」
という歌詞に象徴されるように、
自由への旅は具体的な場所に根ざしつつも、
それを超えていくものです。
「遠く彼方広がる茜雲」は、
目の前にある現実を超えて新たな可能性を
探求する精神を示しています。
この姿勢は、カミュの
「人は未来を夢見るときのみ完全に自由である」
という言葉と重なります。
自由とは、目的地に到達することではなく、
その過程そのものに宿るのです。
終わりに Aiming for the freedom, 時代を超えて
この歌詞に描かれる
「Aiming for the freedom」は、
単なる物理的自由の追求を超え、
精神的解放と共同体との調和の探求を表現しています。
一瞬の楽しみと
永遠の探求が重なる場所で、
私たちは「未知を道に変える」
力を見出します。
こうした探求の果てにあるのは、
カントの言う「人間の内なる自由」
なのかもしれません。
歌詞の核心には、
「Only one life, one time」という
現実への眼差しと、
「未完成のなかにこそ完成がある」という
逆説的な真理が宿っています。
この視点をもって、
「Aiming for the freedom」の旅を続ける限り、
私たちの時代の針は
新たな地平を指し示し続けるでしょう。
※すべてはメロディウスの趣味内での解釈となっておりますのでご了承ください。